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食事の献立を考えるのが手間すぎて……そんな人に贈る大正解アイデアがこちら。

「何を食べるかかんがえる」から「何を食べるか選ぶ」になれば楽になるのでは……そう考えて作られたメニュー表が最高です。

毎食のメニュー考えるの、本当に大変なので。

リモートになってから、前にも増して1日中献立を考えないといけなくなってしまった……。

そこで飲食店のような工夫をして、考える手間を省くアイデアを考案した女性がいます。

いったいどんなものかというと……?

おうちでの食事を一冊に!「Grand Menu」作っちゃいました。

気になる内容は……?

「中華」から「多国籍ご飯もの」、「丼ぶり」まで。

サイドメニューの記載もあります。充実のラインナップです。

BuzzFeedはメニュー表を作成したnono inabaさんに話を聞きました。

普段フレンチレストランの厨房で働いているという彼女。

新型コロナウイルスによる外出自粛期間中、パートナーさんはリモートワークになりnonoさんは休職をしていたのだと話します。

「時間的に余裕がある私が食事を考えることになります。外出の制限もされていたため外食もできず、昼食を作ったと思ったら、夕食のメニューを考えて……という生活になり、もう1日中食事のことを考えている状態が嫌になりました」

「夫に聞いても夫も同じ状態なので『わからない』という。それは当然だよな、お腹空いてないときに聞かれてもわかんないよなと思いつつ、もしこれが、何を食べられるか可視化できれば『何を食べるかかんがえる』から『何を食べるか選ぶ』になって、もっと楽なんじゃないかな……?と気づきました」

そこで「少しでもお互いの負担が減ればいい」という思いからメニューを作ることにしたのです。

メニュー表を公開したツイートは8月13日現在、23万以上のいいねが集まり、リプライでは「これは毎日ご飯が楽しみになるやつですね笑」「それにしてもレパートリー広いのがすごい」など、メニュー表のアイデアや、品数の多さを褒めたコメントが寄せられました。

メニュー表を作ったことによるメリットを尋ねると……?

「いつもなんとなく作りやすいものとか、思いつきやすいものを作っていたことで、献立が単調でした。メニュー表でレパートリーが整理できたおかげで食卓のバリエーションが増えた気がしますね。考える手間ももちろん減りました」

料理に力を入れ始めたきっかけを聞くと「高校1年生のときの家庭科の先生」だと明かしてくれました。

ちなみに料理の腕は、家庭科の先生から『一生料理しない方がいいよ』と真顔で言われるほどだったから悔しくて、 色んな料理本や動画を見て自分の好みの味と作り方をまとめたノートを作った。おかげで今はフレンチの厨房で働くまでになったぞ先生! 今後は季節のメニューとかも作りたいです🍴笑

nono inabaさんのTwitterより / Via Twitter: @inaba_nono

「先生は真顔で、ちょっと哀れんだような声で『一生料理しない方がいいよ』と言ってきたので刺さりましたね」

そんな言葉に「一生しないかどうかは私が決める!!」と逆に燃えたのだと話します。それからは努力の日々。

「料理本などは50冊以上読みました。でも、当たり前のように『短冊切り』とか『落とし蓋』とか書いてあって、でもそれがそもそもわかりませんでした」

そのやり方と行動の意味をひとつひとつ調べながら、納得いくものが出来上がったら自分のノートに書き記していったと語ります。

「実際に作るときも、例えば肉じゃがを作るときは肉じゃがのレシピを最低でも3、4つはしっかり見て、工程の違いがあればまた調べて……」

さらに「絶対に習得したい料理リスト」を作ってひとつずつクリアしていったといいます。

「今考えるとめちゃくちゃマメだし真面目ですね。今でも別に納得しているわけではないので、職場で先輩に気になることは全部聞いて教えてもらってます」

努力があってこそのメニュー表なのですね。

料理を考えることが面倒くさいみなさんに是非活用してほしいアイデアでした🍚