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「この漫画を見て買ってしまいました」コンプレックスからはじまった私の沼の話。

「軸、字幅、使ったインクの雰囲気で自分の字のコンプレックスが化けますよ」

いくたはな(@suitondiary)さんがTwitterで、“自分のハマっている沼”を紹介したところ、2万3千回以上リツイートされ、6万1千回を超える「いいね」が集まりました。

その"沼"とは、万年筆です。「字が汚いけど万年筆買って良かったって話」として、9枚の漫画にして、ツイートしています。

リプライ欄では「この漫画を見て、買ってしまいました」「明日、文具屋行ってみよっと」「勇気をくれてありがとうございます」など背中を押された人や文房具が好きな人からのコメントが寄せられています。

BuzzFeedは漫画家のいくたはなさんに話を聞きました。

字にコンプレックスを抱いていた、いくたはなさんは現在、30本ほどの万年筆を持ち、これまで80色ものインクに触れてきたそうです。

万年筆にハマったきっかけは、娘さんの出産前にさかのぼります。

当面の間の文房具を買い溜めするために、文具店に行ったときのことでした。

「万年筆がボールペンの棚の隣にあって、千円ほどで手に取りやすい価格で驚いたのを覚えています」

初めて購入したのは、PILOTの「kakuno」というもの。

パッケージに「きっと書くのが楽しくなる」という謳い文句が記載されており、「ぐっときた」のをよく覚えていると話します。

「字が上手な方や、会社の偉い人が持つイメージが大きかった万年筆が、こんなにリーズナブル、かつかわいいデザインで販売されていてびっくりしました」

万年筆を買い集めるようになってからは、ある癖がつくように。

「劇的に綺麗になったわけではないのですが、一文字ずつゆっくり書く癖がつきました。ゆっくり書くあいだに、バランスを気をつけて書こうとするようになったように思います」

投稿後には、同じように万年筆や文房具を愛している人から、共感の声とともに様々な情報が寄せられました。

「すでに万年筆を持ってる方からも、共感の声をいただいたり、他の文房具のおすすめを教えていただいたり。ほかにも、ご当地のインクの話を教えてくださり、新しい情報をいただけて、ありがたいなと感じました」

「そして、わたしのように文字に自信が持てない方が、万年筆やガラスペンに興味を持ってくださりすごく嬉しかったです。実際に万年筆デビューした報告もいただけたのがすごく感動しました」

みなさんも、これを機に「万年筆デビュー」してみては?👀

また、いくたさんの最新作の漫画「龍と虎」もチェックしてみてくださいね。