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2020年2月27日

家に子どもがいる人や外国語話者、視覚・聴覚障害者の方へ。感染拡大の不安から身を守るための情報をまとめました。

国内での感染者が増え続けている新型コロナウイルス。情報にアクセスしにくい方に向けたまとめ記事があります。

新型コロナウイルス 情報が届きにくい方のサポート・不安のケア / Via news.yahoo.co.jp

公衆衛生や医療、福祉等の専門家・支援者が協働で、情報が届きにくいとされる子どもや外国語話者、視覚/聴覚障害の方などに向けて、コロナウイルスに関するまとめ記事を発表しました。

イラストを多用し、子どもや外国人話者など、言葉がわからなくても、いまなにをすべきか伝わるようになっており、視覚・聴覚障害者の方も情報を得られるよう、工夫されています。

記事には「日々不安な思いで過ごされている方、情報が届きにくい方、個別のサポートが必要な方に向けて情報を届ける目的で作成いたしました」とあります。

一部抜粋して紹介します。

家に小さい子どもがいる場合は。

新型コロナウイルス 情報が届きにくい方のサポート・不安のケア / Via news.yahoo.co.jp

(本文より:アルコールによる手指の消毒のイラスト)

子どものための感染予防策をこのように紹介しています。

乳幼児期のお子さんは、手を使って様々なものを触ったり遊んだりして発達していく時期です。

そのため、手を使って鼻を拭いたり、目をこすったりし、その手でおもちゃを扱ったり、他の人に触れたりする可能性が高く、マスクの着用も困難であるかもしれません。

そうした、お子さんの行動に合わせた予防策としては

(1)外出時のこまめな手洗いや手指のアルコール消毒

(2)テーブルやおもちゃ、ドアの取っ手などの洗浄・アルコール消毒

(3)保護者が接するときに可能な範囲でこまめな手洗いを心がける

(4)人混みを避ける

(5)タオルなどを他の子と共有しない

などが挙げられます。

子どもに呼吸器系の持病がある場合の対応は。

また、呼吸器疾患(喘息のあるお子さん、未熟児出生や何らかの呼吸器疾患で呼吸器管理をしているお子さんなど)、心疾患、免疫不全状態(先天性免疫不全のお子さん、ステロイドや免疫抑制剤、抗がん剤などの治療を受けているお子さん)では、他の感染症と同様、悪化のリスクがあります。

活気がない、ぐったりしている、呼吸が苦しそう(呼吸がはやい、胸壁を大きく動かして一生懸命呼吸している様子がある)、食事や水分がとれない、発熱が数日つづくなどあれば、医療機関を受診してください。

その他、子どもの感染時の症状、受診の目安、乳児期の母乳などについては、以下の小児科学会のサイトをご覧ください。

参考)公益社団法人 日本小児科学会 新型コロナウイルス感染症に関するQ&A(2020年2月12日現在)について

また、子どもと新型コロナウイルスについて話す際には。

大人たちの会話を聞いたり、ネットやテレビのニュースなど目にする中で、子どもたちも、子どもたちの視点・理解で、今回の新型コロナウイルスの情報を受け取っています。

新型コロナウイルス感染対策についての子どもへの伝え方は以下を参考にしてください

参考)藤田医科大学感染症科 「コロナウイルスってなんだろう」

子どもたちが遊びの中で、今回の感染発生などを表現した時は、まずは無理に止めずに見守りましょう。

もし、よくない結果になりそうになったら、良い形で遊びが終えられるようにサポートしてください。

感染により学校などの行事が取りやめになることもあるかと思います。

このようなことは誰かが悪いわけではありません。

是非、ご自身のお子さんの気持ちを受け止めた上で、感染したお子さんを労わるようなコミュニケーションをご自宅で取るなど「誰かを悪者にするのではなく、お互いを労わる言葉がけ」を心がけていただけたらと思います。

日本語を母語としない方へ。

新型コロナウイルス 情報が届きにくい方のサポート・不安のケア / Via news.yahoo.co.jp

(本文より:手洗いによる手指の消毒のイラスト)

日本語を母語としない方は、日本語が読めず、政府や自治体からの情報が読めない、病院へ行っても言葉が通じず、コミュニケーションが難しいという状況に陥る可能性があります。

政府・自治体からの多言語情報は限定的であり(日本語・英語・中国語・韓国語)、その他の言語での対応はないため、母語での情報にアクセスしにくいためです。

また、健康保険がない方や、非正規滞在状態となっており収容・送還のおそれがあるため、診察をためらう方がおられると考えられます。

日本語を母語としない方々へのサポート方法としては、

(1)やさしい日本語の利用

(2)多言語での情報発信

(3)通訳の確保

(4)治療についての情報提供と相談体制(治療費についての情報含む)の整備

が重要です。

やさしい日本語での新型コロナウイルスに関する情報発信としては、たとえば以下の記事があります。

法務省によるやさしい日本語での発信(厚労省のウェブサイトの書き換え)

以下では、日本語を母語としない方々の困りごとに対応する社会資源をご紹介します。

・一般社団法人 自治体国際化協会による情報発信(やさしい日本語含む16か国語にて対応)

多言語対応の相談窓口

・よりそいホットライン(11言語にて対応)

・Japan Visitor Hotline(24時間、年中無休)

+81 (0)50-3816-2787

Languages supported: English, Chinese, Korean and Japanese

・各自治体の国際交流センターなどによる相談や発信

各国大使館の発信で情報を得る

例:フランス大使館

・Google翻訳などを利用

視覚・文字情報にアクセスしにくい方へ。

新型コロナウイルス 情報が届きにくい方のサポート・不安のケア / Via news.yahoo.co.jp

(本文より:咳エチケットのイラスト)

視覚障害のある方は、インターネット上のテキスト情報や電子文書等の情報を、スクリーンリーダーなどの読み上げソフトを使用して受け取っています。

しかし、政府や自治体から発信される情報は、PDFファイルで提供されることが多く、スクリーンリーダーなどの読み上げソフトに対応していない場合もあります。

弱視や色覚異常等のある方などは、低コントラスト、小さい文字などの情報を認識するのが難しい場合があります。

本記事は、一人ひとりができる感染予防や感染時の対応について、スクリーンリーダー対応で記載しています。

身近なお知り合いに視覚障害等のある方がおられる場合は、こちらの記事をご紹介いただければ幸いです。

聴覚情報にアクセスしにくい方へ。

聴覚障害や難聴のある方は、文字やイラスト、筆談や手話など、視覚情報を中心に情報を入手することになります。

しかし、相談窓口に電話番号しか掲載していなかったり、聴覚障害への対応が可能な窓口が少ないまたは見つからなかったりして、必要な情報にアクセスしにくい場合があります。

記者会見等が放送される際も、手話通訳者がいない場合があります。

また、今回の新型コロナウイルスの予防対応のように、多くの方がマスクをして過ごしている状況では、口元の動きを読んで話の内容を理解・予測することが難しくなります。

聴覚障害や難聴のある方が利用・相談できる社会資源としては以下のようなものがあります。

・厚生労働省の相談窓口(メールアドレス・FAX番号が公開されています)

・日本財団の電話リレーサービス

・日本ろうあ連盟

情報が多すぎる、どうしたらいいかわからないなど、不安な気持ちとの付き合い方とは。

新型コロナウイルス 情報が届きにくい方のサポート・不安のケア / Via news.yahoo.co.jp

(本文より:受診のめやすのイラスト)

新型コロナウイルスに関しての情報を適切に得ることはとても大切です。また、様々な情報がある中で、不安な気持ちになることも、とても自然なことです。

ただ、「不安になりずっとSNSやテレビをみている」、「新型コロナウイルスのことばかり考えている」というような状態が続いている方は、SNSやテレビから離れる時間をつくってみることをおすすめします。

そして、自分の好きなことをする、漫画や本を読む、音楽をきくなど、違うことをする時間をつくってみてください。

ゆっくり深呼吸したり、身体を伸ばしてみたり、お子さんの場合はゆっくり背中をさすってあげたりするなど、身体をいたわることでも心が楽になりやすくなります。自分にとっての安心しやすい方法を試してみてください。

記事全文はこちらから。

Contact Reona Hisamatsu at reona.hisamatsu@buzzfeed.com.

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