「このアイデアは思いつかなかった!」なクッキー型が話題です。
企画デザイン2時さん(@niji_2oclock)が、ある商品をTwitterに投稿したところ、2.7万回以上リツイートされ、12.7万回を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄では「21世紀は遂に人類がCookieを食する電脳時代へ!!」「クッキーは(人間の心の健康に)有効です!」「天才すぎたので買わせていただきました」など、大反響が寄せられています。
その話題の発想が……?
クッキーとCookieが掛け合わせられていました!
「Cookieを有効にする」を、生地で型を抜くと……?
じゃーん!「Cookieは有効です」に変化しました。秀逸すぎ…。
誰しも一度はネットサーフィン中に「Cookieを有効にする」といった文字列を見たことがあるのではないでしょうか?
……このアイデアに、感服せずにはいられません。
BuzzFeedは投稿者に話を聞きました。
今回のクッキー型を作ったのは、「ちいさな商品企画会社」だという企画デザイン2時のおふたりです。
京都府に事務所を構えていて、プランナー2名ともに、ユニークな雑貨の開発と商品デザインを得意としているそう。
今回の取材には、代表兼プランナーの楢崎さんが答えてくれました。
「現在独学で3Dプリンターを練習しているところなのですが、基礎編の練習項目にクッキー型を作るという内容がありまして、私も作ってみようと考えたことがきっかけです」
クッキーという言葉から、WEBサイトに表示されるCookieを連想して、すぐにこのデザインを思いついたといいます。
「サイト閲覧中によく表示される『Cookieを有効にしますか?』というポップアップの意味をあまり理解できていなくてずっとモヤモヤしていたので、今回の制作を通じて『クッキーを有効にするといったらこうでしょ』という自分なりの答えを出せた気持ちです」
試作品は3Dソフトで製図し、3Dプリンターで出力して作ったそう。
クッキー型を作るよりも難しかったこと。
でも、Cookieのクッキーを作る上では、思わぬところに穴があったようで……。
「クッキー型自体は1回で上手に作れたのですが、クッキー生地をつくる方は慣れていなくて苦戦しました……。実は一度生地がゆるすぎて型抜きを失敗してしまって。でも失敗してしまったクッキーも食べられたので、結果オーライでした」
具現化するときには、2つの鍵が。
彼女たちが考える商品は、過去に何度もバズっています。
どうしてここまで人の心を引きつけることができるのか、秘訣を尋ねてみました。
「ちいさいことやくだらないことも、すごく気になったり、面白みを感じてしまうタチなので、日常生活のなかでアイデアの種みたいなものが勝手にストックされているのだと思います。(Cookieへの疑問も長年頭の中にありました)」
「アイデアのストックを具現化する際は、『多くの人が共感できるか』ということと『今までにないアイデアか』という2点でふるいに掛け、残ったものを実際に形にするようなイメージです」
購入したい方への注意も。
ちなみに、このクッキー型は購入できます。
ただ、Twitterで最初に投稿されていた、天面に『□Cookieを有効にする』というプリントのある試作版と、実際に買うことのできる商品では、仕様が異なるそうです(画像参照)。
ご自宅で、Cookieを有効にしてみるのはいかがでしょうか?