「コミュニケーションがいまいち下手な息子の話」と題された4枚の漫画があります。
ぱいん子さん(@pinekomatsu)がTwitterに、息子さんにまつわる漫画を投稿したところ、1千回を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄では「息子くんの気持ちめちゃわかる」「ヴッ…子どもの頃の自分を思い出します」「見守るって、思ったより難しいよね〜」などの声が寄せられました。
3歳のよーちゃんはお話することが大好きです。でもおしゃべりだからといって、コミュニケーションが得意というわけではないのだそう。
ある日のお迎えのとき。それまで遊んでいたおもちゃを、元の場所に戻すよう伝えたところ……?
遊んでいる年上のおねえさんグループに話しかけられず、「ダメ」と言われてしまいます。よーちゃんはとても悲しそう。
「だめってゆわれた…」と話すよーちゃんに対し、母・ぱいん子さんは「ちゃんと何したいか言わないと」と教えます。
そして帰り道では、「ママも子どものときは恥ずかしがり屋さんだったからわかるよ」と声をかけます。
それでも子どもが悲しさに耐えている姿を見るのは、精神的にダメージをくらうのだそうです。
BuzzFeedは、ぱいん子さんに話を聞きました。
「私は息子と夫をめちゃくちゃ推してます!! オタクなので、推しの漫画を描きたいのです!! 本当それだけ!伝えたいことは、家に推しがいて楽しいよ!!!ってことです。腹立つこともありますけど(笑)」
漫画を描き始めたきっかけは、息子さんが生まれたとき。パートナーさんの「絵日記で普段の様子を描いて、見せて欲しい」という一言から始まりました。
「私の目から見た子どもの様子を夫と共有出来るので、写真とはまた違った楽しみになりました。最初は簡単なイラストと文字のみでメモ帳に描いていましたが、2歳を過ぎた頃、iPadを譲ってもらう機会があり、友達のすすめでデジタルに移行して、SNSに投稿を始めました」
家族とはたくさん話せる。でも……。
息子さんの性格について、普段の様子を尋ねてみると。
「ひょうきんで、家ではよくしゃべります。男の子ですが電車や車にはそれほど興味がなく、おままごとや絵本、ブロックが好きです。Adoちゃんの曲も好きです」
作中では、おしゃべりは好きな一方で、コミュニケーションは苦手だと描かれていました。
自宅以外の場所では、普段話している量の3分の1も話せないのだそう。どのような雰囲気かというと「なんとか挨拶はできるレベル」だといいます。
「頭の中では色々考えてるみたいです。でも、本人曰く恥ずかしいとのことです。1対1での会話であれば、割と大丈夫なんですが…。親と違って、どういう反応を返されるか分からないのが不安なのかなぁ、と思ったりしています」
あくまで自分ではなく、息子のことだから。
今回投稿した漫画では、子育て中の人から「見守ることの難しさ」について共感が多く寄せられていました。
ぱいん子さん自身も「もどかしい気持ちを抱えながら、ギリギリまで見守るのが親の仕事」だとの考えを伝えます。
「見守るって本当に精神力がいります! すぐさま口出ししたいのをぐっと堪えるのが難しい…。子どもが悲しむ姿は見てられなくて、ついつい口出ししたくなります」
「でも、口出しするのは簡単ですが、あくまで私ではなく息子のことなので。ちょっとしたトラブルをたくさん経験して、息子なりの処世術を身につけていってもらいたいなと思います」