Twitterに「10年経っても、20年経っても、たくさんの人に読んでもらえたら嬉しいです」と投稿された10枚の漫画があります。
それは、東日本大震災で被災した家族の経験をもとにニコ・ニコルソンさんが描いた、『ナガサレールイエタテール』というエッセイ漫画です。
リプライ欄では「え…これが第1話…すでに衝撃的…」「こういう事があったこと、頭に入れておくのって大事」など、10年前を振り返り、被災地に思いを馳せる人からのコメントが集まっています。
ストーリーは作者の地元を回想するシーンからはじまりますーー。
私の実家は宮城県の東南端にある山元町。
10年前に上京して、東京に住んでいた。
午後2時46分、巨大な地震が発生した。
一方そのころ、地元の母と祖母は……。
これはマズイと直感してから、地元の様子をメディアで見られないかと考えたけれども……。
Twitterで情報収集をしはじめたとき、山元町では津波が。
信じられないほど強い波に流された。
命からがら逃げて外を見てみると、知らない家が流されていた。
そして翌朝。被害は地震だけにとどまらないのだと知った。
漫画はごく普通の家庭の復興を描いたものだ。
続きは、書籍『ナガサレールイエタテール完全版』(太田出版)で読むことができます。