介護施設でジュースの代わりに食器用洗剤を提供。93歳の入居者1人が死亡

    アメリカ・カリフォルニア州の介護施設から「間違えて」食器用洗剤を提供してしまったと通報があり、3人が病院に搬送された。

    アメリカ・カリフォルニア州のサンマテオにある介護施設で8月28日、食器用洗剤を飲んだ入居者3人が病院に搬送された。そのうち93歳の女性1人が死亡した。

    「ジュースの代わりに間違えて食器用洗剤を提供してしまった」と施設から通報があり、3台の救急車が現場に向かったが、93歳の女性の死亡が病院で確認された。

    サンマテオ警察署が事件を捜査している。

    施設も当局に協力し、独自の内部調査も行なっていると声明を出した。事件に関係した従業員は、停職処分になっているという。

    「入居者の安全と健康が最優先事項」とした上で、関係者への配慮から詳しいコメントは控えると述べている。

    亡くなった女性の娘は地元テレビ局KRON4のインタビューに対し、女性は「口と喉と食堂にひどい水ぶくれがある状態」で病院に搬送されたと語った。医師から、治療の余地がないと告げられたという。

    施設から事件について「アルカリ性の洗剤を(女性が)摂取した」と連絡があったが、女性は自分で食事ができない状態だっため、疑問を感じたと娘は話している。

    「私の母のように、コップを口元に持っていき、それを口に入れてあげなければ飲めない人がたくさんいます」

    地元当局にカリフォルニア州社会福祉局も加り、捜査が進められている。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙橋李佳子


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