TBSは5月24日、同社が運営するYouTubeチャンネル「宇内梨沙/うなポンGAMES」におけるトラブルについて公式に謝罪しました。
スタッフによる動画設定の誤操作により、TBSから世界中のゲーム実況動画に対し「著作権侵害の申し立て」通知が送信されてしまったとのこと。
ネット上では「TBSから身に覚えのない申し立てが来た」として、ゲーム実況者を中心に話題になっていました。
スタッフによる設定ミスで一時はネット騒然
発端となったのは、TBSアナウンサー・宇内梨沙さんが5月23日に行った、ゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の実況プレイ配信。
『SEKIRO』は超高難易度ゲームとして知られており、それを宇内アナが楽しそうに遊ぶという内容のシリーズで人気を博していました。
ところが、スタッフがこの動画の配信設定を変更する際に、YouTubeのContent ID(※)設定を誤って「有効」にしてしまったとのこと。
※Content ID:自分が動画コンテンツの著作者であると主張し、他の違法アップロード動画などを検出できる機能のこと
その結果、もともと配信されていた「世界中の『SEKIRO』実況動画」を、YouTubeのシステムが著作権侵害であるとして検知。これらの動画投稿者に対し、一斉に「TBSの著作権を侵害している」という通知が送信されてしまうことに……。
宇内アナは「多大なるご迷惑」と謝罪
宇内アナは先んじて、自らのTwitterアカウント(@risaunai_tbs)で設定ミスがあったことを報告。
「フロムソフトウェアの皆さんをはじめ、動画投稿者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ありません」と謝罪しました。
その後、TBSも公式サイトにて経緯を説明し、「この度は、フロム・ソフトウェア様、同タイトルのゲーム実況動画を配信されている動画配信者の皆様に多大なるご迷惑をおかけした事を深くお詫び致します」と謝罪。
また、「Content ID の設定は同日24時までに参照を停止し、申し立てについては取り下げております」と現在は設定を修正していることを報告しました。
さらに「著作権の申し立てを適用された動画配信者の皆様、お問い合わせは下記までお願い致します」と、影響があった動画配信者に向けて問い合わせ用メールアドレスを案内しています。
サムネイル画像:時事通信/フロム・ソフトウェア