カンロから「味のしない?飴」が発売され、実際に食べた人から「飴が口の中にあるのに、ない」といった困惑するコメントが寄せられています。
本当に味がないのでしょうか? 実際に食べてみた感想を交えて紹介します。
同商品はもともと「ローソンテスト品総選挙」という、テスト品の人気投票企画において1位を獲得したもの。価格は189円で、7月11日より全国のローソンで販売されています。
商品名のインパクトもすごいですが、実際に食べた方からの、
「口の中に入っているはずなのに、無い」
「認識できるかできないかギリギリ超薄味の何かが溶けていなくなる最新型謎エンターテイメント」
――といった、なんとも言えない面白いリアクションがSNSで広まり、全国のローソンで売り切れが相次ぐ人気商品となっています。
筆者も気になったので早速近所のローソンで購入し(宮城県では3店舗回って見つけることができました!)、味わって(?)みました。
パッケージ
パッケージは、一見するとミント味のようにも見える白とシルバーを基調にした配色ですが、中央には大きく「味のしない?飴」と記載されており目を引きます。
飴の包装紙をモチーフにした鳥のようなキャラクターは、人気投票で1位になったからか王冠をつけ得意気な表情です。「飴なのに味がしない……?不思議なキャンディ」と説明してくれています。
パッケージ最下部には「Flavorless Candy.」(フレーバーレスキャンディ)と表記されており、そのピシャリとした書かれ方を見てなんだか怖くなってきてしまいました……いったいどんな飴なんだ……。
包装紙
中には8個ほどの飴が個包装されて入っており、そちらにも先ほどのキャラクターがいて「ノンシュガー」と教えてくれています。かわいい。
飴玉
飴玉は白い普通の飴にしか見えません。とてもおいしそうです。
早速いただいてみます。
あれ? 甘い? いや、気のせいか? うっすら甘い気がするようなしないような……感じた甘さを追いかけようとするのですが、すぐ霧散してしまいます。
なめた感じや硬さなどは普通の飴なのに、本当に味がしないので脳がバグるような感覚です。うわあなんだこれ……確かに新感覚のアトラクションという表現はピッタリかもしれません。
家族に説明せず渡して様子を伺うと、ポツリと「なんだこれ」と声を漏らして不思議がっていました。
SNSでは、
「やっと買えた!なんだこれ!」
「300メートル先に氷砂糖くんがいるようないないような気のせいなようなそんな味」
「ビー玉食べてるみたい」
といった、なんとも言えない味の感想が多く寄せられ話題になっています。
ちなみに栄養成分表示には「1粒あたり3kcal」との表記が。あの虚無の中に3kcalがあったのか……どこにあったんだろう。