この世を去ったスパイダーマンの生みの親 スタン・リーの知られざる素顔

    「アイアンマン」や「スパイダーマン」、「ハルク」をはじめ数多くのヒーローが彼の手によって生み出された。

    11月12日、マーベル・コミックの元発行人、スタン・リーさんが95歳でこの世を去った。

    この記事では、仕事からプライベートまでスタン・リーさんの知られざる15の事実を紹介する。

    1. 1939年、スタン・リーさんは親戚のマーティン・グッドマンさんとともにタイムリー・コミックス(のちのマーベル・コミック)でアシスタントとして働きはじめた

    2. 2008年、当時のジョージ・W・ブッシュ大統領からアメリカの芸術の最高峰である「全米芸術勲章」を授与された。

    3. 彼の名前がクレジットに記された最初のコミックは「キャプテンアメリカ 第3話」。そのときの仕事は原作者ジョー・サイモンさんとジャック・カービーさんの埋め合わせだった。

    4. スタン・リーさんは妻のジョアンさんと1947年11月5日に結婚。2017年に彼女が亡くなるまで、結婚生活は69年間続いた

    5. 1950年代、彼は一時期マーベル・コミックを辞めるかどうか悩んでいた。そのとき、妻にもう1作だけ書いてみることを説得されて執筆を決意。そのとき生まれたのが「ファンタスティック・フォー」だった。

    6. 「ハルク」が生まれた原点には「フランケンシュタイン」と「ジキルとハイド」への愛がある。ちょっとしたボタンの掛け違いで道を誤ってしまう男を描こうとしていた。

    7. 1962年、スタン・リーさんは「スパイダー・マン」を世に送り出した。10代を脇役ではなく、主役に据えることにこだわった。

    8. 彼はジャック・カービーやビル・エヴァレット、スティーブ・ディッコとともに「ハルク」、「アイアンマン」、「X-メン」などを発表。DCコミックスが生み出した「ジャスティス・リーグ」に対抗した

    9. コミックは子どもたちの物語に止まらないと、彼は信じていた。米・コミックス倫理規定委員会の規定に抗って、「アメイジング・スパイダーマン」で薬物乱用の問題を取り上げた。

    10. 彼はコミックスの作中に何度か登場している。最初の登場シーンは「ファンタスティック・フォー 第10話」。

    11. 1972年、「アメイジング・スパイダーマン 110話」と「ファンタスティック・フォー 第125話」を最後に月刊誌での連載を終えた。

    12. 2010年に非営利の活動として「スタン・リー財団」を発足した。この財団では、芸術を通じた教育活動と人々のリテラシー向上のための活動をアメリカ全土で続けてきた。

    13. キャリアの晩年もコミックスの可能性を広げるために活動。2008年からはマンガ家ともコラボしていた

    14. 2016年、ロサンゼルス市は10月28日を「スタン・リーの日」として制定。

    15. コミックス原作のマーベル映画に「ちょい役」で出演することでも有名なスタン・リーさん。彼の最後の出演作は2019年公開予定の「アベンジャーズ4」となった。

    Thank you for filling our childhoods with such joy. You will be dearly, dearly missed...

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    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:千葉雄登