「ユーザーとのタッチポイント」コロナ禍でメーカーのショウルームはどう変わるのか。パナソニックの挑戦

    メーカーの製品やビジョンをユーザーに直接届けられる場所。多くのメーカーにとって重要な拠点だったショウルームの存在。コロナ渦によって今、その存在が大きく変わろうとしている。

    家電メーカーのショウルームは今後どうなるのか。

    りんかい線「国際展示場駅」から徒歩2分という好立地にあるパナソニックのショウルーム「パナソニックセンター東京」は、今静まり返っている。

    オリンピックの公式パートナーでもあるパナソニックのショウルームは、この時期、本来なら様々なイベントで賑わっているはずだった。

    2月28日にショウルームが閉鎖

    オンラインだからこそ実現したイベント

    予想以上の手応え

    オンラインでどう存在感を示していくか

    リアルでの活動が制限される中で、ショウルームの立ち位置も今後変わってくる。

    「BtoBのアテンドもバーチャルでできないか、色々な可能性を模索している段階です。悲観的になっている訳ではなく、バーチャルならではの広がりや手応えも感じています。例えば、アメリカとタイのバンコクを繋いで、同時に提案ができないかなど、これから新しいスキームも広がってくると思います。

    今後、オンラインイベントが乱立していく中でどう存在感を出していくかというのも課題の一つです」(池之内所長)

    リアルの価値が変わってくる