スーツだけでなく”想い”も託す。韓国の就活生に人気のシェアリングサービス

    買うものから借りるものへ。超合理的なサービスを支えるのは、大人たちの想いがこもったスーツだった

    就職活動のスーツどうしてる?

    スーツだけでなく想いも託す

    メンテナンスも自分たちで

    寄贈されたスーツは全て点検、補修しているが、それ以上に手間がかかるのがレンタルから戻ってきたスーツのクリーニングです。

    「本来であればクリーニング業者に全てを依頼したいのですが、そうすることによりサービスの利用料金が上がってしまいます。クリーニング作業に関しても、最初から自分たちで対応しています」

    寄贈されたスーツは無駄にはしない

    サービスの利用者は年々増えています。

    「当初は学生向けのサービスとしてスタートしましたが、いまでは結婚式用にスーツを借りる高齢者の方など、学生以外の利用も増えてきました。累積利用者は約13万人で、現在では1日平均利用者は約80人に上ります。サービスが知られることによって、スーツの寄贈数も増えてきました」

    寄贈されたスーツの中にはデザインが古すぎたり、損傷が激しかったり、レンタル用のスーツとしては使えないケースもあります。しかし、スーツを破棄することはありません。

    誰でもかっこよくなれる権利がある