10月11日、ラジコに「タイムフリー聴取機能」が追加され、ラジオ番組の好きな部分をいつでも聴けるようになる。

さらに、気に入った箇所を指定して友人などにシェアできる「シェアラジオ」という機能も。

「タイムフリー」も「シェアラジオ」も、きっかけは宇多田ヒカル?

「この部分、おもしろいから聴いてみて!」がようやく実現する。受け取ったURLをクリックするとラジコが立ち上がり、指定された時点から再生される。
このシェアラジオという視聴スタイルの普及のため、特別番組「サントリー天然水presents 宇多田ヒカルのファントーム・アワー」が全国のラジオ局で放送される。
宇多田本人が選曲や構成、タイトルコール、ジングルからBGM制作、プロデュースまで担当し、1時間すべて自身のアルバムを特集する。
放送日は10月11日~10月17日の期間で、番組自体は約1時間。この特別番組を多くのリスナーにシェアしてもらおうという取り組みだ。
2014年3月。宇多田ヒカルが最後にラジオ出演したレギュラー番組「KUMA POWER HOUR」の最終回は、こんなコメントで締めくくられた。
「今後、ラジオが例えば、番組が放送されたあと一定期間ストリーミングでネットで聴けるとか」
「そういうポジティブな変化が今後どんどん進んでいくといいなと思っています。ラジオと現代の生活スタイルとか、他のメディアをこう全部繋げるような変化があるといいな」
今回の特別番組とタイムフリー、シェアラジオは、宇多田の発言に対するラジオ業界のアンサーでもある。