【実験】ローソンのおにぎりにセブンイレブンの「しゃけ」を入れて食べてみた
禁断の魔改造。結果はどうなる?
この記事がマジで話題なんだってばw

主要コンビニ3社の「しゃけの量」を比較した記事だ。結果はセブン-イレブンが6グラム、ファミリーマートが4グラム、ローソンが2グラム。けっこうなばらつきがあることがわかった。
興味をひかれたのはしゃけの量が最も少なかったローソンの広報担当者が、「のりやご飯のバランスを考慮して現在の量になっています」とコメントしていたこと。
しゃけの量が多ければいいというわけではなく、大事なのはバランスだということか。そこでこの記事では一歩踏み込んでこんな実験をしてみた。
1. セブン-イレブンのしゃけをローソンのおにぎりに入れて食べてみる。

本来2グラムのしゃけが入っていたローソンのおにぎりに、セブン-イレブンの6グラムのしゃけをぎゅうぎゅうと押し込んでいく。
ごはんでフタをして完成。

かなりの大手術をしたので、握り具合は普段とは違っているかもしれません。

食べてみたところセブン-イレブンのしゃけを移植したおにぎり(左)のほうが、当然ながらしゃけの量が多い。右は普段通りのローソンのしゃけおにぎり。
では味はどうか。それが興味深いことに、美味しいのは普段のローソンのしゃけおにぎりだった。具体的にいえば通常のおにぎりのほうが統制が効いているというか、のり、ごはん、しゃけが手を取り合って1つの料理として完全に同居している感じがする。
一方でセブン-イレブンのしゃけを移植したほうのおにぎりは、やはりしゃけの主張が強く、塩分もやや強く感じた。しゃけがのり&ご飯チームと仲良くなっていないのだ。
2. ローソンのしゃけをセブン-イレブンのおにぎりに入れて食べてみる。

では逆にローソンの2グラムのしゃけを、本来6グラム相当のしゃけが入るべきセブン-イレブンのおにぎりに移植してみたらどうなるか。こちらも実験してみた。
なるほど。

しゃけまでの距離が心なしか遠い気がする。

大手術をしたため、ローソンのしゃけを移植したおにぎり(右)は握りが弱く崩れかけてしまった。しゃけの量は通常のセブン-イレブンのしゃけおにぎり(左)のほうが多いのが見てわかるだろう。
味について言えば、やはりと言うべきか、通常のほうが美味しかった。セブン-イレブンのさっぱりしたのりとご飯の場合、多めのしゃけが最後までぎっちり詰まっていたほうが美味しいのだ。
3. そもそもセブン-イレブンとローソン、しゃけおにぎりはどちらが美味しい?

じゃあ普通のしゃけおにぎりを比べた場合、セブン-イレブンとローソンはどちらが美味しいの? という疑問が湧いてくる。今回の実験にあたってもちろん普通のも食べ比べてみた。
だが、それに対する答えを用意するのは難しい。違いはあるがどちらがより美味しいかは好みよるところが大きいだろう。
たとえばセブン-イレブンはのりとご飯がわりとシンプルで淡白。そのためしゃけの主張が強く、具に到達する中盤から終盤にかけてがっつりとした満足度を与えてくれる。
一方のローソンはスタートからのりとご飯の調和を感じる。しゃけに到達する前からおにぎりとしての完成度が高く、しゃけはあくまでも脇役の1人であり、静かに現れ、静かに去っていく。しかし物足りなさは感じない。のりとご飯が最後まで「チームおにぎり」として楽しませてくれる。
気になった方はぜひ食べて比べてみてほしい。
ところでお腹がいっぱいでファミリーマートのおにぎりは食べられなかったが……。

おにぎり2個を買っておしぼりがついてきたのはファミリーマートだった

おにぎりは手で食べるものだし、こういう心遣いが嬉しいですね。