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福島沖地震で、関東地方でも200万軒以上が大規模停電。すべきこと・してはいけないこと

福島県沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、関東地方の広い範囲で大規模な停電が発生しています。停電の時に何を気をつけたらいいのかまとめました。

3月16日午後11時36分ごろ、福島県沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、宮城県や福島県で最大震度6強の強い揺れを観測。岩手県や山形県で震度6弱や5強、東京都内などでも震度4を観測しました。

NHKによると、地震の影響で関東地方の広い範囲で大規模な停電が起きています。東京都内で70万軒、神奈川県で30万軒、千葉県で21万軒など、1都8県で208万軒あまりが停電しています。

停電した時に何を気をつけたらいいか。また今後、停電した時のためにどんな備えをしたらいいかまとめました。

停電が発生したら…?火災にも注意を

火災を防ぐため、あかりや暖をとる目的でろうそくを使うのは極力避けてください。

停電した際は、ブレーカーを落とし電気器具のプラグをコンセントから抜き、電源が落ちていることを可能な限り確認してください。

電源スイッチが入ったままの電気ストーブなどの電化製品がある場合、停電が終わって再び通電した時、配線から火災が発生する危険性があります。これを「通電火災」といいます。近くに燃えやすいものを置かないことも大切です。

火災防止に、揺れが来たら自動的に電気を遮断する感震ブレーカーが役立ちます。

冬場の停電への対策、注意点は…?

冬場の停電では、寒さへの対策も必要です。

保温アルミシート使い捨てカイロ毛布防寒具なども用意しましょう。

家庭用電源が不要な石油ストーブや、カセットボンベを燃料として使うストーブなどの暖房器具があれば安心です。

ポータブルの石油ストーブなどを使用する場合は、こまめに換気をして一酸化炭素中毒にならないよう気をつけてください。

地震があった際は、再び大きな揺れがくる恐れも。十分に注意してください。

まだ停電していない地域も 停電への備えを

これからさらに強い地震が襲ってくることも考えられます。停電していない地域の人も停電に備え、防災グッズに懐中電灯携帯型ラジオ、そしてその電池を入れておきましょう。

あらかじめスマートフォンやモバイルバッテリーを充電してください。

停電が起きたときのために、液晶画面を暗くするなどのスマートフォンのバッテリー節約方法をあらかじめ確認しておくと役に立ちます。

夜間の災害発生時、窓ガラスが割れた場合などは、床にガラスの破片などが散らばっている可能性があるので、暗い中での避難は危険です。

リビングや寝室などに懐中電灯避難用の履物、停電時にも使える足元灯を備えましょう。

IHクッキングヒーターを使っている家庭は、ガスボンベを使うカセットコンロを備えておくと安心です。

電気を必要とする医療機器などを使っている場合は、非常用電源を備えましょう。

出典:内閣府「大規模地震発生!どうする?停電」、内閣府防災「大規模地震時における電気火災対策編 全体版」、消防庁消防大学校消防研究センター「地震後の火災防止について(注意喚起)」、気象庁札幌管区気象台「防災メモ・冬の地震対策」、札幌市「冬の地震に備えて

福島県沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、関東地方の広い範囲で大規模な停電が発生しています。停電の時に何を気をつけたらいいのでしょうか。まとめました。