過激な誹謗中傷にさらされてきたビリー・アイリッシュ「もう少し若かったら、耐えられなかった」

グラミー歌手のビリー・アイリッシュ（21）が、VOGUE誌のインタビューに登場。自身に向けられた誹謗中傷について言及しました。

グラミー歌手のビリー・アイリッシュ（21）が、VOGUE誌のインタビューに登場し、「ありのままの自分」を好きになるまでの過程について明かしました。

Cbs Photo Archive / CBS via Getty Images

13歳から歌手として活躍してきたビリーは、何度もネットの誹謗中傷にさらされてきました。「自分がもう少し若かったら、耐えられなかった」と話します。

Gregg Deguire / FilmMagic

「誰も私の体（ファッション）について、口を出す権利はない」

「もし私がもう少し若かったら……たとえば11歳だったら、ネットでの誹謗中傷に耐えられなかったと思う。正直、私はここにいないと思う」 

「自分のことが前より好きになれた。他人が私をどう思うかよりも、私がどう思うかに重きを置くようになった」

「でも、強がっているだけかもしれない。誹謗中傷を受けたら、今もすごく傷つくからね」

ビリーはこれまで、自身のファッションに関する誹謗中傷に対し積極的に反論してきました。ここ数年で変化した価値観についても明かしています。

Kevin Mazur / Getty Images for Global Citizen

「ほとんどの人生をボーイッシュなスタイルで過ごしてきたけど、ここ数年でこう思うようになった。『私は私のしたいように、好きなようにできるんだ』って」

「みんなに認めてもらうためだけに、『ボーイッシュな子』になる必要なんかないって気づいた」

「自分には、男の子っぽいところもあるけれど、フェミニンなところもある。セクシーでかわいくなりたいときだってある。ただただ自分らしくいたいときも」

ビリーは、なるべく自分らしく、表現方法を変えていきたいと話します。濃い化粧にも挑戦してみたいんだとか…！

Monica Schipper / Getty Images for Coachella

「化粧をすることに、もっと慣れようと思って！」

「薄い化粧しかしないから、大胆な化粧もしてみたい。すごく興味があるし、憧れているけど、なかなか濃い化粧には手が出せない。怖くてね」

5月に開催されたファッションの祭典「メットガラ2023」では、シモーン・ロシャの黒いドレスで登場したビリー。イベント後の舞台裏についても触れました。

Kevin Mazur / Getty Images for The Met Museum/Vogue

「ホテルに戻った後、すぐにドレスを脱いだの。ザ・ノース・フェイスのパンツ、ゆったりとしたトップスに着替えて、帽子を後ろにかぶって…」

「『あー、これがいちばん落ち着く』って思った。パワフルに感じるの！」

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳：オリファント・ジャズミン