「地元のウソみたいなポスターがあまりにも良すぎる」「再現度がちょうどいい」「遊び心が親近感そそる」。
話題となったものを絶妙なセンスで再現する、ある商店街のポスターがSNSで話題を集めています。
映画のポスター!?
話題となっているのは、気仙沼条南商店街(宮城県気仙沼市)のスタンプラリーのポスター。
2022年12月3日に公開され、興行収入157億円を超える大ヒットを記録したアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』をモチーフにしたポスターには、表情もポーズも完璧に再現するおじさんたちが写っています。
ユニフォームには「JOHNAN(条南)」の文字が入っており、左下には『THE FIRST SLAM DUNK』ならぬ『THE FIRST STAMP RALLY』のロゴが。
実はこの気仙沼条南商店街ですが、今回話題になった『SLAM DUNK』のポスター以外にも、毎年さまざまなモチーフでスタンプラリーのポスターを作成しているんです(2022年までは気仙沼新中央商店会という名前でした)。
2022年は仙台育英高校の須江航監督ら、2021年は大谷翔平選手、2020年にはアニメ『鬼滅の刃』やタレントのフワちゃんをモチーフにしていました。
平均年齢は……64.4歳!!
まいどなニュースによると、ポスターに写っている5人の商店主の平均年齢はなんと64.4歳。
選ぶネタのセンスはもちろん、みなさんとにかく元気すぎます!!
他にも、SNS上では「過去作まで見るとジワジワ来るね」「あまりにも素敵すぎる」「最高の商店街」など、たくさんのコメントが寄せられています。
BuzzFeed Japanは、気仙沼条南商店街の三浦喜市会長に話を聞きました。
――今回、アニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』をポスターのモチーフに選んだ理由を教えてください。
改名前の気仙沼新中央商店会の時代から、毎年その年に話題になった登場人物をテーマにしていました。
9月初めくらいに商店街のメンバーでポスターをどうするか考えたのですが、今年は芸能界で明るい話題もなかったし、野球ネタも2年連続で使っていたので、今回は避けたいなと思っていました。
ただ、バスケットボール男子日本代表が2024年のパリオリンピックで自力での出場を決める快挙があったので「これだ!」と。
バスケといえば『SLAM DUNK』ということで、映画のポスターを参考にすることに決めました。
私自身は世代ではなくて息子が読んでいたのを知っているくらいですが、中学生時代にはバスケ部に所属していました。
――ネットのみならず、新聞・テレビなどでも取り上げられるなど大きな話題になっていることをどう感じていますか?
毎年「インパクトのある物を」と考えているので、正直に言って、狙い通り!
「してやったり」と感じています。