心が温まるステキなお便りが話題です📨
心臓外科医の小渡亮介さん(@RyosukeKowatari)が、X(旧Twitter)に患者さんからもらった手紙の写真を投稿したところ、8万件を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄には「こういうのがストレートに一番うれしいですよね」「めちゃくちゃステキです」「ドラマみたい!」「宝物ですね」「すごく元気もらいました!」など大きな反響が寄せられています。
小渡さんは、「こんなんもらったら泣いちまうじゃないか、ありがとうー😭! よし、頑張るか(お母さんもありがとうございます)」というコメントとともにハガキの写真を投稿。
ハガキには、
「(患者さんの名前)に手術をして、元気になりました。どうもありがとうございます」
「運動会は玉入れをしました。学習発表会は〇〇をしました」(原文ママ)
と、手術を担当した先生への感謝の気持ちと近況がつづられています。
まるで映画やドラマに出てくるような素敵なお話……。
BuzzFeed Japanは、投稿者さんに話を聞きました。
写真を投稿した小渡さんは青森生まれ、青森育ちの小児心臓外科医です。
――手紙をくれた子はどのような手術を受けられたのでしょうか。
産まれて間もなく手術が必要だった子で、今回成長に伴い再手術を行いました。
――患者さんからお手紙などをもらうことはよくあるのでしょうか?また、小渡さんがお仕事を頑張れる原動力について教えてください。
新しく手紙をくれる子は年に3、4人くらいです。毎年熱心にくれる子もいます。
原動力は、ありきたりですが、子どもたちが元気になって帰っていく姿が一番ですね。
最近は大人になって手術が必要になる先天性心疾患の方も多く、そういった方が元気になっていくこともやりがいに繋がっています。
――小渡さんが医者および小児心臓外科医を目指すことになったキッカケをお聞かせください。
先天性心疾患は、その病気を持って生まれてきた子にもそのご家族にも罪はなく、神様が作り間違えてしまった(実際には多くの原因は不明)ものだと考えるようにしています。
それを、人の手で治してあげることができたらステキだなと思い、小児心臓外科医になることを決意しました。
少子化が進み手術症例が少なくなっていて苦しい業界ではありますが、誰かがやらなければいけないと思っています。
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「色々な人と助け合いながら卒後10年で大学病院の小児心臓外科責任者になりました」と話す小渡さん。
自身の成長はもちろん、業界全体のために様々な学会組織に所属し、自身でも施設の垣根を超えた勉強会や組織を主催しているといいます。