大変身したクレヨンが話題です🖍
Kyokoさん(@NandaroAmerica)が、あるクレヨンの作品をTwitterに投稿したところ、8400回以上リツイートされ、5.9万を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄では「すご〜い!!!そんな発想はなかったです!」「大人も楽しめちゃう」「溶けたら銀河の宇宙の中に居るみたいですね」と大きな反響が寄せられています。
それがこちら!
クレヨンが溶けたら…
豪快に割って完成!
BuzzFeedは投稿者さんに話を聞きました。
今回、8歳の娘さんと一緒にレインボーブロッククレヨンを作ったのは、アメリカ在住の画家・バートリー今日子さん。
アメリカの生活情報を伝えるブログ「なんだろなアメリカ」も運営しています。
ーークレヨンを一枚の板にする、という発想がとても面白いです。今回はどのような経緯で製作に至ったのでしょうか。
毎年新学期には、学校からクレヨン2箱を含む学用品を持ってくるよう連絡があります。でも、学年末になるとそんなに使わずに持って帰ってきます。
今回、子供のクレヨンがあまりにも余っていたのと、他の画材(ペン、マーカー、色鉛筆など)の方が書き心地が良くて、元々クレヨンが活躍することが少ないので、「クレヨンでもアートが作れるんだよ」と伝えたくて、軽い感じでやってみました。
私自身が画家なので、たまたまエンコースティックという、色のついた蜜蝋を溶かして布や紙に描く古代からの技法を知っていました。
蜜蝋は固形の状態の時は現代のクレヨンと似ています。もし失敗したら私が自分の作品で使えばいいやとも思っていました。
作り方は…?
深さのあるケーキ型の上にパーチメントペーパー(日本で言うオーブンペーパーやクッキングシート)を敷き、クレヨンを並べ、75℃前後の低温のオーブンで50分ほどかけて溶かしました。溶ける過程を親子でのぞくのも楽しかったです。
※詳しい作り方は、YouTubeに動画で公開されています
マーブルクレヨンと言って、綺麗な色の組み合わせのクレヨンを溶かして、型にいれて固めたりして売っている作家さんも多くいらっしゃいます。
見慣れない画材を手に取る瞬間は、絵描きにとっては心躍るものがあります。今回のレインボーブロッククレヨンも無限の楽しみ方がありそうです。
せっかくの夏休みなので、娘と合作で何か作品を作るのも面白そうだなと思います。
ーークレヨンが綺麗に色分けされていると思いますが、溶かす前のクレヨンの配置が重要なのでしょうか。
溶けると本当に水のようにサラサラとした液状になりますので、あんまり混ざって嬉しくない色は離しました。特に黒は隅っこに。元々ラメが入っているクレヨンもあります。
子供が虹が好きなので、とりあえず混ざっても綺麗であろう、虹の配色に親子で並べました。虹模様のものがよく売られているせいか、アメリカの子供は、虹のモチーフが好きな子が多いです。
ーー手で豪快に割るということですが、手で簡単に割れるのでしょうか。
固まってから、製菓用のチョコレートのように手で割れます。今回は厚さが1センチ強でした。このくらいだと素手で割れます。難しい場合、ハンマーで軽く叩くと割れると思います。
ーー割ったクレヨンはどのように保存しているのでしょうか。
常温で、箱などに入れて適当にしまっています。見た目も綺麗です。
完成したレインボーブロッククレヨンで描いた作品
ーーツイートに対する大きな反響を、どのように受け止められていますか?
普段、結構娘の描いたお絵描きや、私の創作活動の様子などをツイートしますが、クレヨンを溶かすツイートがこんなにいいねをもらえるとは思いませんでした。
何がそんなに皆さんの心をとらえたのか、教えていただきたいくらいです(笑) これがご縁で私と娘の作品をご覧になってくださる方が増えたら嬉しいです。
Kyokoさんの作品をもっとご覧になりたい方は、ぜひホームページもチェックしてみてください!