料理が苦手な人にありがちなこと

    なんでって言われも、苦手なものは苦手だ。

    キッチンに立つたび、背後に忍び寄るしんどさ。

    別に、料理が壊滅的に下手なわけではない。やればできるっちゃできる。

    でも、料理が得意なわけではない。どちらかというと、やっぱり苦手だ。

    料理に立ち向かっているときに、ありがちなこと。


    ジャガイモと玉ねぎの皮を剥く作業で精神がすり減る。

    じゃかいもは3個が限界。

    スーパーの買い出しを終えただけで疲労がすごい。

    3時間ぐらい休憩したい。

    一人暮らしをするときに揃えたけどまったく使っていない調理器具が棚の奥に眠っている。

    大根削り器。

    クックパッドを開き、「簡単 〇〇」でレシピを探す。

    簡単なもの以外を作ることはしたくないし、できない。

    レシピに「クレイジーソルト」とか持っていない調味料が書いてあるとやる気をなくす。

    買ったとしても、一回使ってそれっきり戸棚の奥で埃を被る未来が見える。

    そもそもクレイジーソルトってなに?

    イかれてる塩のイメージしか浮かばないんだけど、正しいの?

    ローリエとローレルの違いがわからない。

    どっちも葉っぱじゃん。

    バジルとオレガノの違いもわからない。

    推測するに、瓶のラベルの色が若干違うから、中身も若干違うんだと思う。

    永谷園やCook Doのことを妄信的に慕っている。

    焼くだけ!混ぜるだけ!とっても簡単!

    味の素の冷凍餃子に至っては、開発した人にありがとうを言いたい。

    料理下手はもちろん、忙しいビジネスマンや、一品増やしたい主婦など、たくさんの人々がこの餃子に救われたと思う。

    最近は宅配弁当に興味が出てきた。

    キッチンに立つのは苦手だけど、健康も気になる。一食500円ぐらいなら…外食で栄養偏るよりいいかな…なんて…。

    ササッとご飯を作ってくれる料理上手は、かけがえのない存在だと思っている。

    料理は苦手だ。

    でも、苦手だからこそ、料理を作ってくれる人のありがたみがわかるし、永谷園や味の素の人たちに感謝もできる。

    苦手な料理に関しては、周りの人に感謝しながら助けてもらって、私は私の得意なことで、誰かを助けれあげればいいのだ。

    みんな違ってみんないい!