テレビ東京は6月20日、7月2日に投開票が行われる東京都議選の特番を生放送すると発表した。司会はジャーナリストの池上彰氏。
池上氏の選挙特番は、これまで放送文化の向上に貢献した番組や個人を表彰するギャラクシー賞を受賞するなど高く評価されている。視聴率も選挙特番では、民放トップを走る人気番組だ。
池上氏によるおなじみの解説に加え、地域政党「都民ファーストの会」の代表もつとめる小池百合子・東京都知事など有力政治家へのインタビューを行う予定だという。
【池上彰氏のコメント】
小池都知事が誕生して都民ファーストの会という地域政党をつくったことや、豊洲への市場移転問題はいま東京都の話にもかかわらず全国のニュースとして多くの人たちが関心を持つようになってきました。となると東京都議選自体は東京都ローカルの話なんですが、その結果というのは全国の人たちが注目をしています。
考えてみると都道府県の議会は普段なかなかニュースにならない。でも一体、都議会議員は何をやっているんだろうというのは結局視聴者のそれぞれの地域の地方議員が何をやっているかにつながっていくと思います。つまり地方自治ってなんだろうかというのを東京都民以外の人にも考えてもらえる、そんなきっかけになる。
だから全国のニュースとしてやることの意味があると思っています。そして実は東京都議選の結果ってそのあと国政選挙がどうなるかを先取りする形で動いているんですね。これからの国がどうなるかということを占うことができるのではないかと持っています。