デザイン専門学校の学生があえて制作した、滅多に見られないほど「ダサい名刺」が話題です。テプラで1枚1枚作成したという独特のデザインが「病院の待合室すぎる」「ダサさは細部に宿る」と反響を呼んでいます。
名刺の画像を投稿したのは、OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校(大阪市)の学生でデザインを勉強しながらイラストを描いている、あすみん(@iceki_asumin)さん。1月10日にX(旧Twitter)へ投稿された画像には、テプラで打ち出したシールを1枚1枚張って手づくりで作られた名刺が並んでいます。温かみを感じるダサさが絶妙……!
名刺に必要な情報が、しっかり入っています
リンク先のQRコードもセロテープでぺたぺた
デザインとしての意図をもって作られたものですが、そのセンスあふれる“ダサさ”にSNSでは、
💬 「事務の……棚の……ラベル……?」
💬 「QRに糸くず挟まってんのもいい味出てる」
💬 「余りにも“現場”すぎて声出た」
などと大好評。かわいい、好きといった温かい声も寄せられていました。
あすみんさんに、お話をうかがいました
──名刺を制作した経緯について教えてください。
学校での制作展に向けて、「ひとりよがりにならないデザインをしたい」という気持ちがありました。街にある説明・訂正に貼られるシールは、極端に言ってしまうとそのシールが本質的に必要とされていたはずの情報だったと思います。そういうものを探したい! という意図での制作でした。
──名刺は、どのようにして作られたのでしょうか?
プラスチックのカードをネットで購入し、学校にあったテプラを使ってシールを貼りました。30枚で2000円だったと思います。作業時間は3時間くらいです。
──寄せられた反応を見て、どんな感想を抱いていますか?
思っていたよりもいろいろな方に見てもらって、「かわいいい!」 とか「面白い!」 などの感想を頂けて嬉しかったです。
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あすみんさんの名刺は、1月19日から20日にかけて大阪南港ATCホールで開かれる卒業進級制作展にて配布予定とのこと。もらった人の想い出に残る印象深い名刺なので、すぐになくなってしまいそうですね。