「これを一度でもつまんで回したことがある人はリポスト」タミヤが投稿した“謎のパーツ”に3万いいね。その正体は?

    「見たことないなあ」「うわー! 懐かしい!」反響がくっきり分かれる。そんな写真をタミヤ公式の「ミニ四駆」アカウントが投稿して話題になっています。

    「これを一度でもつまんで回したことがある人はリポスト」という一文とともに投稿された、プラスチックのパーツ。中央に穴が開いていて、左右に車のマフラーのような物があります。もしや、これは……!?

    わかる人は懐かしい、でもわからない人は全然ピンとこない。そんな写真が話題になっています。

    これを一度でもつまんで回したことがある人はリポスト pic.twitter.com/FnRLgjsnEL

    — ミニ四駆【タミヤ公式】🚗🏁 (@mini4wd) March 15, 2024
    Twitter: @mini4wd

    3月15日、X(旧Twitter)へ写真を投稿したのは、ミニ四駆や工作キットを販売するタミヤの公式アカウント(@mini4wd)です。

    投稿された画像は、プラスチック製と見られる指先ほどのサイズの部品です。中央には大きな穴が開いており、その両側には細い突起があります。

    独特な形状をしていますが、この投稿のコメント欄は「懐かしい!」という反応と「全然何かわからない」という反応がくっきりわかれました。

    謎の部品の正体は「ボディキャッチ」

    実はこれ、ミニ四駆の“ボディキャッチ”と呼ばれる部品なんです。

    プラスチック製の玩具レースカーが木の表面に置かれています。

    ミニ四駆は電池やタイヤがあるシャーシと、外見を決めるボディパーツに分かれています。 

    この2つを繋ぎとめるものが、ボディキャッチ(ターボエンド)と呼ばれるパーツ。縦にはめてから、横に90度回すとカチッとはまり、2つのパーツが1つになってミニ四駆が完成するのです。

    売られているミニ四駆のシャーシによって色や形状は異なりますが、ボディキャッチの役割は同じです。

    第1次ミニ四駆ブーム世代の人には、“ターボエンド”と呼ばれていたパーツですね。な、懐かし過ぎる……! 

    ミニ四駆キャットのボディキャッチ

    たくさんの世代に知られているホビーだけに、SNSでも画像を見た瞬間に反応した人が続出。

    💬 「ダッシュ四駆郎世代!!」
    💬 「最初の愛車はホーネットjr.」
    💬 「サイクロンマグナムに現役で使用してます」
    💬 「数えきれないくらい回して来たぜ」
    💬 「アバンテの尻だ!!」

    など、第1次ブームから第4次ブームでハマった人たちまで、自分の愛車や想い出を語るコメントが多く寄せられていました。

    過去に4回ブームが発生。じつは、かなり多いミニ四駆世代

    ミニ四駆が生まれてから2024年で42年目を迎えます。これまでに4回のブームがありました。

    1982年、フォード・レインジャーなどの発売から始まる黎明期を経て、「月刊コロコロコミック」で連載されていた漫画『ダッシュ! 四駆郎』がブームを巻き起こした、1988年前後からの第1次ミニ四駆ブーム。

    Twitter: @mini4wd

    漫画だけではなく、アニメも大ヒットを飛ばした『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』が、1994年前後に火をつけた第2次ミニ四駆ブーム。

    2012年のミニ四駆30周年を記念して復活した「ジャパンカップ」から、再び人気が爆発した第3次ミニ四駆ブーム。

    「おうち時間」の増加をきっかけに、かつてミニ四駆世代だった親と子どもを中心に起きた2021年の第4次ミニ四駆ブームと、今もなお最新のマシンが現役で売られている息の長いホビーのため、世代は関係なく「知っている人は知っている」という珍しいリアクションが寄せられていました。

    世代を越えて懐かしい感情を呼び覚ました今回の投稿。いつか第5次ブームが起きて、再びボディキャッチで盛り上がる日が来るかもしれません。  

    【ご案内】『フェスタジョーヌL オレンジスペシャル (MAシャーシ/ポリカボディ)』3月23・24日開催の「ミニ四駆GP 2024スプリング掛川大会」を最初に、以降のタミヤ主催イベントで販売予定です。なお掛川大会では「つま恋スペシャルステッカー」付き限定仕様を会場&つま恋内ギフトショップで販売します pic.twitter.com/8eClaIwOFF

    — ミニ四駆【タミヤ公式】🚗🏁 (@mini4wd) February 27, 2024
    Twitter: @mini4wd