高速で走り続けるレース場のバイクを、後方から張り付くように撮り続けているカメラワーク。一見すると、レースゲームではおなじみのリプレイシーンにも見えますが……?
これはゲームではなく、本物のバイクを追いかけた映像。
カメラドローンを使って撮影された臨場感あふれるバイクの映像が、まるでゲームみたいだと話題になっています。
4月30日、レッドブル ジャパン(@redbulljapan)の公式アカウントが、X(旧Twitter)へ動画を投稿すると、1万2000件を超える「いいね」がつきました。
話題となった映像は、4月25日にスペインのヘレス・サーキットで行なわれた「レッドブル MotoGP ルーキーズカップ」を撮影したもの。世界最速のカメラドローンを使って、後方から張り付くようにバイクを撮影しています。
撮影に使われた世界最速のドローン。ロケットのような見た目で、見るからに速そうです
ゲームではよく見られるカメラワークですが、実際の映像としてはこれまでにない臨場感。バイクに置いて行かれることもなく、距離を保って撮影を続けているのにも驚きます。
実写だと非現実感すら感じられるカメラワークと、浮いて見えるほど早いバイクが相まって、リアルなのにまるで合成映像のようにも見えます。
SNSでも、実写なのにゲームのCGに見えるという逆転現象が起きていました。
💬「ゲームにみえる現実の映像が視覚のバグのようでおもしろい」
💬「みんな言ってるけど現実感の希薄さがすごいな」
💬「『リアル感』と『本当のリアル』は別物なんだなあ」
💬「ゲーム画面にしか見えないな。現実がゲームに追いついたのか」
💬 「リアル感の無いリアル映像」
ほかにも「ゲームっぽさ、恐らく画面がブレなさ過ぎるのが原因な気はする」「今後はドローンの普及により『CGかと思ったら実写だった』というパターンも増えていくのかもしれない」など、どうしてゲームのCGに見えてしまうのかを考察する意見も。
これまでは物理的に不可能でも、ゲームでは見慣れていたカメラワークなので、現実でゲームを追体験するような感覚になっているのが原因かもしれないという指摘もありました。
筆者もよくゲームを遊ぶので、最初はCGに見えたことに驚いています。
リアルな現実の映像なのに、逆にゲームのように見えてしまうのは面白い!
レッドブルの公式アカウントは、続く投稿でドローン操縦者が見た映像も公開しています。こちらの画面を通して見ると、CGに見えていた人も実写だとわかりやすいのではないでしょうか。
最新のドローンによる映像だとわかっていても、現実では見られない構図なので脳が追いつかないのかもしれません。現実がゲームにしか見えない。そんな逆転現象が起きる投稿でした。
(サムネイル画像:Getty Images / Credit Mirco Lazzari gp)