突然ですが、60匹の妊娠したヤギが盗まれた。
嘘みたいな出来事が起きたのは電流の流れるフェンス、50kg以上ある猟犬によって守られた北カリフォルニアにある牧場。その損失は数百万円にのぼる。
牧場のオーナーの1人、ダニエル・アレン氏によると事件が起きたのはサンクスギビングの日(11月22日)前後のこと。11月21日、彼は猟犬と動物たちを残して牧場を後にしていた。2日後に牧場へと戻ると、ヤギたちが消えていた。
彼によると11月21日から23日の間のどこかで泥棒は牧場へと侵入、フェンスに流れる電流を止め、フェンスに穴を開けてヤギを盗み出したと見られている。猟犬はエサで手懐けられたのではないかとアレン氏は考えている。
「この出来事に打ちひしがれています。ヤギをここまで育てるのに、どれだけ時間がかかったか…」とアレン氏はBuzzFeed Newsの取材へ答えている。
彼にとって苦楽を共にしてきたヤギは家族のような存在だ。ヤギにはそれぞれオレオ、オラフといった名前を付けて可愛がっていた。
ヤギにはそれぞれを識別するためのタグが付けられているが、簡単に取り外すことができてしまう。そのため、発見することは容易ではない。
ヤギは1匹200ドル(約2万円)ほどで取り引きされる。2ヶ月後にはヤギの子どもたちが続々と生まれてくる予定だったという。
無事にヤギを取り戻すことへ貢献した人には褒賞を準備していると彼は語り、なんとか無事に帰ってくることを願っている。
「私にとって彼女たちは犬や猫と同じような存在、とても大切な存在です。そんな大切な存在が一気にいなくなってしまった、60匹も」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:千葉雄登