グループホーム入所者の予期せぬ妊娠 子どもの父親は施設の職員だった

    捜査の初期段階では十分なサンプルがなく、DNA鑑定をすることができずにいた。3年後、子どもと職員のDNAを照合すると、99.99%の確率で父親であるという結果が。

    2月6日、アメリカ・フロリダのグループホーム職員が精神障害者の女性を妊娠させた疑いで逮捕された。

    ウィリー・フレッド・ショーター容疑者は、障害を持つ成人に対する不適切な性的行動を理由に逮捕された。被害にあったとみられる女性が男児を産んでから3年以上が経過したタイミングでの出来事だった。

    事件の調査は、女性の妊娠が発覚した2015年1月から開始していた。被害にあった女性は障害のために「小さな子どもと同程度の判断能力」しか持ち合わせていないと捜査当局は明かしている。

    彼女は質問に対して回答する際、嘘と本当を区別できない状態だったと捜査当局は語っている。

    「彼女の精神状態からして、性的同意を行うことは難しいと言えるでしょう」

    捜査の一環で事情聴取をする中、最初の聴き取りで彼女は父親の可能性がある3人の男性の名前を口にした。その後、うち2人が捜査の末に潔白が証明されていた。

    3人目に名前が挙がっていたのが、今回逮捕されたショーター容疑者だった。もっとも、捜査の初期段階で彼は否認している。DNA鑑定をするには十分なサンプルも存在しなかったため、彼の容疑を裏付ける証拠が存在していなかった。

    捜査を始めてから3年後、被害女性がショーター容疑者に性器を触れられたことを告白し、捜査が大きく前へと進んだ。

    それでもなお、ショーター容疑者は容疑を否認し続けていたが、子どもと彼自身のDNAを照合したところ、99.99%の確率で彼が父親であることが明らかとなった。

    容疑者は15000ドルの保釈金を支払い、その後保釈されている。


    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:千葉雄登