畳で作る神業アートが話題です。
畳職人のKenzie Yamadaさん(@japanese_floor)が、畳を組み合わせて作った“鶴”をTwitterに投稿したところ、1.7万回以上リツイートされ、11万を超える「いいね」が集まりました。
「発想も技術も天才すぎる…」「これ全部同じ色って信じられない!」と大きな反響が寄せられています。
「全て同じ色の畳ですが、光の反射を利用して、2色の鶴に見えるように計算して作りました!」
の言葉と共に投稿された一枚の写真。
お寺の一室に敷かれた畳には、羽を広げた二羽の鶴の模様が!
畳のはっきりとした濃淡によって、鶴の堂々とした飛翔の様子が鮮明に浮かび上がっています。
さまざまな色に見えるこの作品、実は全て同じ畳から出来ているんだとか?
一体どういうこと〜!!!気になったので…。
BuzzFeedはKenzie Yamadaさんにお話を聞きました!
――こちらの作品に使われている技術を教えてください。
通常の畳は織り目にそって直線に作っていますが、僕の畳は織り目を10度傾けたり、45度傾けたりして光の反射によって天然イグサの色を変化させています。
全て同じ色のイグサですが、光を反射させることによって5色くらいの色を出すことができます。
――作品の制作時間はどれぐらいでしたか?
デザインから納品までおよそ1年かかりました。
畳の製作は手作業で行い、一人で作り上げました。
――畳アートを始めたきっかけはなんでしょうか?
30代の時に2年ほど無職でニートでした。
大量の暇があったため他にやることがなく、あそびで作り始めたのがきっかけです。
切り出した畳を組み合わせ…
一つの絵が完成します!
まさに神業!なこちらの作品は、7月1日(土)〜7月30日(日)まで、京都の東福寺光明院で見ることができます。(拝観料300円)
イグサから生み出される畳アートを、ぜひ見に行ってはいかがでしょうか?