ペットボトルの水を凍らせて寝室に置いておいたら、夜中に、ぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃ、と怪しい音がして……。
小説家の篠たまきさん(@shinotamaki_)が投稿した、ある夏の夜のエピソードに「完全にホラー」「かわいすぎる怪談♡」と大きな反響が寄せられています。
怪しい音の正体は、幽霊? それとも妖怪? と思ったらまさかの……。
ある日の夜、「ペットボトルの水を凍らせて置くと涼しい」といううわさを聞き、実際に試してみた篠さん。
すると……。
ぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃ
夜中になんだか怪しい音が……。恐る恐る音の方を見てみると……?
そこにいたのはペットボトルを舐めまわす篠さんの愛猫、ぎんたろうくんの姿!
ペットボトルについた結露を、小さな舌でペロペロ舐めています。
音の正体はネコちゃんだったのか!お化けじゃなくてよかった〜!!!
BuzzFeedは篠たまきさんにお話を聞きました!
――この様子を見たとき、どう思いましたか?
ホラーというより、お化け屋敷の演出のようだと思いました。
寝室に凍らせたペットボトルを設置してベッドでうとうとしていたら、顔に冷たく細かなしぶきがパラパラとかかってきて目が覚めたのです。
さらに暗がりからぴちゃぴちゃという音も聞こえてきました。
慌てて電気をつけたら、猫がペットボトルを舐めまわしていたのです。
顔にかかった冷たい水しぶきは、猫が舐める時に舌で飛散させた水滴でした。
音といい、顔にかかる水の冷たさといい、暗闇の中のシルエットといい、まるでお化け屋敷の演出のようだと思いました。
――ぎんたろうくんはなぜこのような行動をしたと思いますか?
凍ったペットボトルが溶け始める時、ピシッ、という音がするのですが、最初はこの音に興味をそそられたみたいです。
舐めまわしているのは、「水を飲みたい」というよりは、変わった舌触りや冷たさを面白がっているように見えました。
ひとしきり舐めまわしたら、飽きた様子でベッドに入ってきて人間の腕枕で寝てしまいましたので。
――元ツイートで「猫舌じゃなかったのか??」と書かれていましたが、ぎんたろうくんは普段、熱いものや冷たいものが苦手なのでしょうか。
実はぎんたろうはよく口内炎ができる猫で、そのたびに通院しています。
口内炎がひどくなると熱いものはもちろん、常温のお水を飲んでも痛がることがあり、我が家では「猫舌」を「熱いものも冷たいものもダメな状態」とひっくるめて呼んでいました。
「凍ったペットボトルの結露を舐めている」ということは、「口内炎ができていない」という証拠でもあるので、かわいいだけでなく、健康的でとてもうれしい仕草でもありました。