普通の大根がナイフ1本で大変身!驚きのビフォーアフターがこちら

    これぞまさに芸術…!

    な、なんかすごいことしてる!!!


    ナイフ一本で大根を芸術的に飾り切り!そんな動画が話題です。



    カービングアーティストのSayuriさん(@sayuriayutani)が、紅芯大根をスケルトンにする動画をTikTokに投稿したところ、130万回以上再生され、4.3万を超える「いいね」が集まりました。


    「技術すごい…」「綺麗でかわいくて、野菜とは思えません!」「芸術的すぎる!」と大きな反響が寄せられています。

    「カービングアート」とは一体?

    「カービングアート」とは、野菜やフルーツ、石鹸などにナイフ一本で彫刻を施す技術のこと。


    元々は、タイで宮廷料理を美しく魅せるために生まれた技術なんだそう。


    動画では、なんの変哲もない紅芯大根があっという間にくり抜かれ、中の赤い部分が芸術的に透けています。

    その形はまるで提灯のよう?


    とっても細かくて、繊細なアートですね!


    この作品を作ったきっかけは?カービングアートの魅力って?

    BuzzFeedはSayuriさんにお話を聞きました!

    ――紅芯大根を切ることにした理由は?

    道の駅でほおずきにそっくりな形の紅芯大根を見つけたときに思いつきました。

    「スケルトンほおずき」という、ほおずきをしばらく水につけておいて葉脈だけの状態にしたものがあるのですが、それをイメージして作りました。

    ――制作時間はどれぐらいでしたか?

    ながら作業で1時間半ほどです。

    集中していたら、多分1時間もかからないと思います。


    ――作る際に難しかった点、また工夫した点を教えてください。

    皮を残しながら内側を少しずつ削いでいくのですが、皮から実を切り出す時が一番難しかったです。

    力任せにナイフを入れると皮がちぎれてしまうので、力加減にはかなり注意しました。


    さまざまな作品を手がけるSayuriさん

    ――カービングアーティストとして、活動を始めたきっかけは?

    カービングを学び始めたのは2009年。Yahooトピックスで紹介されていた記事で知り、趣味として習いはじめました。

    もともとそんなに器用でも几帳面でもないタイプなのですが、なぜかカービングだけは夢中になり、いつの間にその世界のプロを目指すようになりました。


    この道を進むと決めたきっかけのようなことは色々あるのですが、当時3歳だった娘の食育に役立つかもしれないと思ったことがひとつ大きいかもしれません。

    キャラ弁は作れなかったけれど、何か1つはカービングしたお野菜を入れるようにしていました。

    先生や同級生からの受けはバッチリだったようで、そのおかげか野菜の好き嫌いは全くないまま成長しています。


    今は娘のお弁当にカービングアイテムを入れる機会はかなり減りましたが、見てもらう相手が変わり、素材もさまざまに広げながら、制作活動を続けています。

    現物を写真や動画でしか残しておけないアートなので、SNSでたくさんの人にカービングを知っていただける機会が増えたことはとてもありがたいと感じています。


    ――ズバリ、カービングの魅力とは? 

    身近にあるものをカービングナイフ一本で驚くようなアートに変えることができること、そのアートで感動や喜びを感じてもらえることだと思います。

    また、野菜や果物の作品は残すことができません。その儚いアート性にも魅力を感じています。

    過去にはANAとのコラボ作品も🛩

    カービングアーティストととして、普段からたくさんの野菜を制作に使用しているSayuriさん。


    切り抜いた後の野菜は、スープや肉団子などにしたり、冷凍して野菜だしにしたりと、最後まできちんと使い切っているんだそう!


    今回の大根は削りカスと一緒に大根餅にして、おいしくいただいたそうですよ🍴


    sayuriさんの作る他のカービングアート作品は、InstagramTikTokなどで見ることができます。


    素敵なアート作品の数々、ぜひのぞいてみてくださいね✨

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