バスケットボールのNBAロサンゼルス・レーカーズのスーパースター、コービー・ブライアントが、13日(米現地時間)、20シーズンの現役生活最後の試合を終えた。
試合会場となったロサンゼルスのステープルズセンターは、ファンで満席になった。
レイカーズは、対戦相手のジャズを101-96で下し、接戦を制した。ブライアントは、最後の試合でもコートを支配し、60得点をあげた。
コービーは、最後の試合でフィールドゴールを50回試みた。マイケル・ジョーダンが1993年に作った記録の49回を上回った。
最も危険な猛毒蛇の一種「ブラックマンバ(Black Mamba)」の愛称で呼ばれたコービー。試合後ファンに「みんなが大好きだ」と感謝の言葉を述べ、現役生活20年の全てを過ごしたレイカーズへの愛を語った。
最後に「マンバ・アウト(Mamba out)」と発して、マイクを置き、コートを去った。
試合に先立ち、レイカーズはチームメートや他のNBAスター選手たちからの、コービーへのメッセージ動画を公開した。
どこからでも、シュートを決めることができるコービーは、観客に愛されるか嫌われるかどちらかだった。レイカーズファンには愛され、対戦チームのファンには憎まれた。
コービーは、高校を出てすぐ、18歳でNBA入りした。
2シーズン目で早くもコービーはオールスター入り。3シーズン目にはチームのシューティング・ガードとなった。レイカーズでプレーした20シーズンの間、1998-99シーズンの、ストライキによる中断があったシーズンを除いて、全シーズンでオールスター入りした。
ここ数年間のコービーは怪我に悩まされた。コービーは2015-16を最後のシーズンとすることを、「親愛なるバスケットボール(Dear Basketball)」という詩で表明していた。