15歳でプライベート動画が流出した人気歌手「被害者は自分だと気づくのに時間がかかった」

    15歳のとき、ネットにヌード動画が流出した歌手のマディソン・ビアー(24)。ポッドキャスト番組に出演し、当時の心境を振り返った。

    歌手のマディソン・ビアー(24)が、15歳の時にネット上で拡散されたヌード動画について、ポッドキャスト番組で言及した。

    マディソンといえば2012年、歌手のジャスティン・ビーバーに歌手としての才能を発掘され、一躍有名になった。

    そんなマディソンが15歳の時、彼女の裸が映ったプライベートな動画が、本人の同意なしにネットに流出。当時はコメントを控えていたが、2020年の国際女性デーに、心境をこう振り返った。

    happy international women’s day. this feels really good.

    Twitter: @madisonbeer

    「自分の身体や性について興味を持ち始めた頃、当時大好きだった男の子にすごくプライベートな写真を送ったの。14歳だった」

    いちど送信した写真やテキストが、一定時間経つと自動的に消えるSNSアプリ「Snapchat」を通して、ヌード写真を送ったことがある、とマディソンは説明。写真を送った相手は、長年の知り合いで「完全に信用していた」とつづった。

    「私は取り乱し、自分を恥じた。この一件はトラウマになり、今も人を信じることが難しくなってしまった」

    先日、ポッドキャスト番組『Call Her Daddy』に出演したマディソンは、プライベート写真が流出したと知った時のことを、改めて振り返った。

    そこで、初めて動画が流出したことを知ったという。マディソンは、すぐに状況を飲み込むことができず、パニックに陥ったと話す。

    マディソンは、この一件がトラウマになり、後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症するきっかけにもなったと明かす。

    さらに、匿名で脅迫を受け、自ら命を断つことも考えるほど追い詰められていた、と当時の状況を説明した。

    「このような事件で、命を断とうとする女の子がたくさんいるの。私もそうだった。何年もの間、私に重くのしかかった出来事だった」

    インタビューの全容(英語)は、ポッドキャスト番組『Call Her Daddy』で聴くことができる。

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:オリファント・ジャズミン