ファッションに興味のある人が観るべき21の映画
服が好きならきっと楽しい
1. クレオパトラ(1963)



豪華でメタリックな衣装が、強いアイライナーによくあっている。
2. マトリックス(1999)


黒づくめ。出演者達はハイキックしても伸縮するレザー・パンツ、裾が床につくほど丈の長いトレンチコートを着ている。
3. ハンガーゲーム (2012-15)


映画の舞台となっている架空の国・パネムの人口1%を構成するキャピトルの住民は、とんでもなくリッチな色彩と風合いを愛している。
4. アニー・ホール (1977)


アニーのネクタイやメガネを取り入れたスタイルは、マニッシュなファッションの永遠のお手本。
5. グレート・ギャツビー(2013)



フラッパー・スタイルのスパンコールや魅力的なヘッドバンドなど、すべてが華やかなパーティー・スタイル。
6. マリー・アントワネット(2006)


パステルやシャーベット・カラーの豪華な18世紀のフリル生地のドレスは、フランス菓子のよう。
7. フィフス・エレメント(1997)



ジャン=ポール・ゴルチエ による、想像を超えるデザインと材質で作られた衣装は、快適さよりも未来感を優先している。
8. ムーラン・ルージュ(2001)



どのシーンもの衣装も派手でグラマラス。サティーンは常にスパンコールと宝石をまとっている。コルセットもたくさん出てくる。
9. パリの恋人(1957)



ファッション写真の世界が舞台なこともあり、オードリー・ヘップバーンの衣装にがっかりさせられることはない。ゴージャスなジバンシィのドレスや、シンプルな黒のタートルネックとスラックスのコーディネートが印象的。
10. キル・ビル Vol. 1(2003)


殺人者たちは皆、普段着は落ち着いた服装をしている。しかし闘いのときは、黄色の上下や眼帯をするなど、個性的だ。タランティーノ監督は衣装にはこだわりを持っていると語る。
11. プリシラ(1994)

カラフルで羽やポンポンのついたショーガール風のけばけばしい装い。ビーチサンダルで作った衣装もある。
12. 王様と私(1956)


衣装は伝統に忠実に再現されている。色彩豊かなビロードやサテンで作られ、キラキラした部分も精緻に飾られている。
13. プラダを着た悪魔(2006)

実は、お金さえあれば、全く同じコーディネートができる。
15. クルーレス(1995)


ミニスカートとプリーツだらけ。90年代ファッションへの賛歌としては、他の追随を許さない。
16. アンナ・カレーニナ(2012)


ロシア帝国の貴族の服装と1950年代のディオールのデザインが美しく混ざっている。将校の制服も仕立ても素晴らしい。
18. イヴの総て(1950)


服装がキャラクターの性格を表しているようにも見える。特に主演女優のイヴの服装は、控えめになったり、派手になったり、演技やシチュエーションで変わる。
19. ファクトリー・ガール(2006)



60年代の強めのパターンの衣装。実際にそういうものを着ていた人気ポップ・アーティストを描いている。
20. ムーンライズ・キングダム(2012)



ウェス・アンダーソン監督作品。衣装は少し変わっている。プレッピーなプリントやボーイスカウトの制服が、小さな町に暮らす人々の雰囲気を醸し出す。
21. SAYURI(2005)


全編を通して着物。どれも精緻で優美。歴史的に100%正しいわけではないが、色彩やスタイルは各キャラクターの個性を非常によく反映している。