「プラスサイズの女性は、まだ社会に受け入れられていない」有名歌手がボディ・ポジティブについて勧告

    アメリカの歌手、リゾは、すべての体型を受け入れて愛することを目的とした「ボディ・ポジティブ」ムーブメントの現状を明かしました。

    アメリカの有名歌手、リゾ。彼女はこれまでに、ボディ・ポジティブについて積極的に意見を発言してきました。

    Lizzo at the 2021 Grammys

    4月9日に、リゾはボディ・ポジティブに関する新たなTikTok動画を投稿しました。

    @lizzo

    Please use the body positive movement to empower yourself. But we need to protect and uplift the bodies it was created for and by.

    ♬ original sound - lizzo
    動画の最初に、ボディ・ポジティブを呼びかけるTikTokユーザーが、「なぜ、ありのままの身体で存在してはいけないの?」と言っています。

    それに対して、リゾはコメントを付け加えました👇

    「今やボディ・ポジティブは、すべての体型に当てはまるようになってきた」

    「普通や細身の体型、お腹がちょっとぽっこりしているような人は、社会に受け入れられるようになってきた。でもプラスサイズの人は、ボディ・ポジティブが広まっても社会に受け入れられていないのが現状」

    リゾはこのボディ・ポジティブを生み出したのは、「プラスサイズの白人や有色人種、性的少数者の女性」だが、「私たちは、このムーブメントの表面上の成功からは、何も得ていない」といいます。

    「私たちはいつも下に見られ、陰口を叩かれる。『ボディ・ポジティブはみんなのため』って言われているけど、実際は誰も私たちのことを気にしていない」

    「私たちの身体と健康は、他人には関係ない。社会が称賛する普通体型の女性と同じように、接してほしいといっているだけ。同等に受け入れて」

    リゾのTikTok動画のキャプションには、アドバイスが書かれています。「ボディ・ポジティブムーブメントを通して、自分の身体を自信に変えて」

    「でも、このムーブメントが誰のために、誰によってつくられたのかを忘れないで。その人達を称賛して、サポートしてほしい」

    この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:アシュウェル英玲奈