映画『E.T.』の俳優ドリュー・バリモアが先日、自身が初監督を務めた作品のウラ話を明かしました。
同作品を制作する上で、ドリューはこんな“ダメ出し”をもらったのだとか。
「ある日、制作会社から電話がかかってきて、『悪いけど、あなたの役があまりにも似合っていない』って言うんです。それに対して、私は『大丈夫よ』って言った」
「でも彼らは、『ダメダメダメ…。絶対やりすぎだから』って引かないんです。だから(コメディタッチすぎる設定を)トーンダウンすることを余儀なくされました」
「しかも、私のエゴじゃなく情に訴えるようなことを言ってくる。『あなたがコメディのために、ここまで頑張っているのはわかっているから、情熱を失わないでほしいの』って」
「まっとうな主張でした。だから、少し巻き戻して撮影し直すことにしました」
ドリューは、映画監督として初めての同作品を絶対に成功させたい、そんなプレッシャーを感じていたと話します。
「だから映画の撮影中、とてつもないストレスを感じていました。この映画がうまくいかなかったら、もうチャンスはないと思っていたから。撮影は楽しかったけど、ずっと胃が締めつけられる感覚でした」
最後にドリューは、「ありがたいことに映画は成功し、信じられなかった」と当時の心境を振り返りました。
サムネイル:Getty Images
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:髙島海人