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大雨の時は「トイレの逆流対策」を忘れないで!ビニール袋に水を入れるだけ

豪雨のときは、下水が逆流し、トイレや風呂場、洗濯機の排水口などから水が噴き出ることがある。

九州で記録的大雨による豪雨被害が拡大している。

佐賀、福岡、長崎の3県には命を守る行動が必要とされている「大雨特別警報」が一時発令され、避難指示が出されているのは80万人以上にのぼった。

佐賀県武雄市と福岡県八女市では流されたり、水没したりした車の中で2人が死亡し、佐賀市でも車の中から1人が心肺停止状態で見つかったという。

今後も雨は降り続く恐れがあり、警戒が必要だ。

豪雨のときは、下水が逆流し、トイレや風呂場、洗濯機の排水口などから水が噴き出ることがある。

下水道の水位が急上昇することが原因で、2階まで逆流することもあるという。「ゴポゴポ」といった異音が排水溝から聞こえてきたら、危険信号だ。

どう防げばいいのか。国土交通省は「家庭で役立つ防災」でビニール袋に水を入れた「水のう」が有効と呼びかけている。

一般財団法人「住宅金融普及協会」によると、40リットルや45リットル用の大きめなビニール袋が有効だという。

水は、半分程度(20リットル)入れ、「残りの空気を袋から抜いて、口を固く締め」ることが大切だ。また、プラスチック製のタンクなどでも代用可能だという。

玄関からの浸水を防ぐためには、土のうがなくても、プランターやポリタンク、レジャーシートなどで代用可能だ。

床下収納から浸水する可能性もある。重いものや水のうなどでフタを塞ぐことで、軽減できるという。

また、大事な家財などを高いところに避難させておくことも大切だ。