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100年前の子どもたちの「夏休み日記」を読んでみた

大正時代の「なつやすみおさらひ帳」と昭和初期の「ナツヤスミノトモ」を入手しました。

夏休みの季節がやってきました。ところで、戦争が始まる前の大正、そして昭和初期の子どもたちは、どんな風に夏休みを過ごしていたのでしょうか。

Fox Photos / Getty Images

ということで。古書店をめぐって、当時の夏休みの宿題帳を探してみました。

ちなみに、写真は1938(昭和13)年ごろの夏。日比谷公園の子どもたちです。

1ページ目には、夏休みの心得が書いてあります。

Kota Hatachi / BuzzFeed

「ベンキョウノシカタ」にはこんなことが書かれています。


・毎日1ページずつ、勉強しなさい。
・毎日朝の涼しいうちにおやりなさい。
・難しいところはなんども繰り返して勉強しなさい。
・お話や童謡は覚えてしまうまで読みなさい。
・図画、書方、手稿などは別にまとめて出しなさい。
・お終いの紙は好きなことに使いなさい。

その下にある「保護者の方に」に書かれているのは、こんなこと。

休み中左のようなことをよく守らして下さい


・早寝早起きをすること
・毎日朝の中に自習すること。
・食べ物飲み物に気をつけること
・おうちの手伝いをすること。
・遊びに出る時は行き先をおうちの方に必ず話していくこと。
・遊びに行っても昼時には必ず帰ってくること。
・水泳の心得をよく守ること。
・寝冷えしないよう注意すること。
・召集日にはこの帳面を持って学校に来ること。

そして、右のページ。君が代の下にはこんなおさらいが。

今日から夏休みです。
朝早く起きましょう。
お勉強は朝のうちにしましょう。
元気よく遊びましょう。
お父さんやお母さんの言うことをよく聞きましょう。
うちのお手伝いもしましょう。
夜は早く寝ましょう。

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8月29日(天気は曇り)には日記も。

Kota Hatachi / BuzzFeed

日記にはこんな夏休みの一コマが書かれていました。かわいい。

中村安吉中村栄助さんたちと隠れ鬼ごっこをして遊びました。お昼過ぎには雨が降ってきましたからうちの中でハンモックに乗って騒いだので静かにしろと叱られました。

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こちらはさらに昔のもの。いまから100年前、1917(大正6)年の「なつやすみおさらひ帳」(尋常高等科1年、いまの中1向け)。現在の福島県郡山市の小学校で配られたようです。

Kota Hatachi / BuzzFeed

テトリスのように見えるのは、夏休みの1日をどう過ごしたか色分けするための表です。

青色はおさらいをした時間、赤色は遊んだ時間、黄色は家事の手伝いをした時間、黒色は寝た時間。なぜか、全部埋まっていませんね。

まず1ページ目は「休暇中の心得」が。

Kota Hatachi / BuzzFeed

書いてあることは至極まっとうです。

・朝は早く起き夜は早く寝ること
・飲食物には気をつけ殊に生水は飲まぬこと
・身体は常に清潔にすること
・ひとりで水泳に行かぬこと、その他危ない遊びをしないこと

その下の「注意」には宿題の指示がこんな風に書かれています。

・このおさらい帳はおやすみ中に毎日おかきなさい
・なるたけきれいにその日その日におかきなさい
・もし答えが長くて書ききれぬときは別の紙におかきなさい
・図画や書方もときどき別の紙におかきなさい
・日記の部はおもしろかった事つらかった事遊びに行きし事その他日々の出来事を一切おかきなさい
・一日一善の部には毎日一つずつ善き事をしてそれをおかきなさい
・この帳のかき入れ方のわからぬところは先生によくおききなさい

一日一善については、こんな指示が書かれていました。

Kota Hatachi / BuzzFeed

「一日一善というは日々他人に対し世の中に対し必ず毎日一つずつの善い事をしようというので、その善いことというも大した事を望むのではない」

「下に書いてあるような最も手近なところに実行を志すというのであるから、皆さんも毎日善い事を行って書き込んでごらんなさい」

例えとしてあげられているのはこんな物事。今にも通ずるものもあれば、やっぱり時代を感じるものも。尋常科(いまの小学生は)こう。

・道の真ん中の石を避けた
・弟の鼻を拭いてやった
・朝起こされぬうちひとりで起きた
・母の肩を揉んであげた

高等科(いまの中学生)はこう。

虫がきゅうりの葉を食べていたので4、5匹取り殺した
・雨が降り出したので雨具を兄さんのところへ持って行ってあげた
・牛がドンドンするので草を2把投げてやった
・尋常科の生徒が水を飲もうとしていたので忠告した

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いつの時代も同じ。宿題はしっかりと、やりましょうね。

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「働き方」を考えるときに大事なのが「休み方」。政府は今年度、「働き方改革」に続いて「休み方改革」を進め、一部企業では週休3日制を導入するなど、休むためのさまざまな取り組みが広がっています。休むことは、私たちの生活の質の向上や健康につながります。

BuzzFeed Japanでは7月20日〜26日の1週間、私たちがより休暇をとり、楽しむことを奨励するコンテンツを集中的に配信します。

https://www.buzzfeed.com/jp/yasumi

Kota Hatachiに連絡する メールアドレス:Kota.Hatachi@buzzfeed.com.

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