スノーボード女子日本代表の藤森由香選手(31)がすごいんです。
今回の平昌オリンピック、女子ビッグエアの予選は2位通過。女子スロープスタイルでは日本勢最高の9位という成績を出しているのですが…
まず、五輪にでるのは今回で4大会目。19歳(2006年)のトリノオリンピックから、連続出場を果たしているんです。
さらに、もともとは「クロス」という違う種目の選手でした。
障害物のあるコースを複数人で滑走するレース競技です。
トリノでは7位入賞。しかし、バングーバーでは練習時に負傷し、棄権。ソチでは他の選手と接触し、1回戦で敗退しました。
そんな藤森選手は五輪後、28歳にして種目の転向を決意します。
スロープスタイルやビッグエアは、空中で繰り出す技を繰り出す種目。クロスとは異なる技術を要するため、転向に対する厳しい意見もあったといいます。
しかし、3年経て見事切符を手にしました。「山あり谷ありで色々と苦労」して臨んだのが、平昌オリンピックだったのです。
2月20日のビッグエア予選。2回目の滑走では「バックサイド900」を完璧に決め、94.25の高得点を叩き出して2位通過。満面の笑みを見せました。
今回を「最後の五輪」と決めているという藤森選手。ビッグエアの予選後、ブログには自身の決意をこう書き記しています。
決勝では、はっきり言って私の持ち技の難易度ではかなり限界があります。
あと自分ができることは、
自分のレベルで最高の技を出すこと。
クリーンに、グラブを長くメイクしたい。