本棚が路地裏に様変わり!不思議なアイテムがネットで話題に

    自分の家に飾りたい

    ブックエンドが、どこかで見たことがあるような、東京の路地裏になっている……。

    デザフェスで見かけたブックエンドを路地裏にするやつすっごい好き

    そんな不思議なアート作品が、Twitterで話題を呼んでいます。

    異世界に迷い込んだような錯覚を覚える、この「路地裏bookshelf」を製作したのはmondeさん(41)。

    普段はイラストCGの制作会社に勤めているという男性です。BuzzFeed Newsの取材にこう語ります。

    「2年前から、”棚に飾る東京”をテーマに作品を作ってきました。本棚の隙間に路地裏をつくってみたら面白いんじゃないかと思って、思いついたのが今回の作品なんです」

    本業とは別に、「ライフスタイルのひとつ」として、毎年1つずつのペースで新作を発表してきたmondeさん。

    「これまでも、地元である東京をテーマにしてきました。生まれも育ちも東京なので、身近な風景を素材として、何かつくろうと思ってきたんです」

    コンクリート、ネオン、路地裏……。mondeさんの生み出した「東京シリーズ」という作品たちには、日常で見かける”マテリアル”が溢れています。

    「もともとは新宿の歌舞伎町だったり、高層ビルをテーマにしていました。いまではその範囲を絞り込んでいって、自分の家の近く、地元へとフォーカスしています」

    作品のサイズはどれも、本棚に飾れるような大きさのものばかり。

    「本棚に飾るのが好きで、手に取った人たちにも飾ってもらいたいと思っているんですよ」

    今回話題を呼んだ「路地裏bookshelf」は2017年に発表されたもの。

    もともとは販売を考えていなかったといいますが、気に入ってくれたお客さんがいたことをきっかけに、受注生産を始めたのだといいます。

    「鏡を使うことで、奥行きを生み出しました。本棚の奥にずっと道が続いているような、異空間があるような、そんな風に見えるんです」

    アートイベント「デザインフェスタ」を訪れた人によってTwitterで一気に拡散されたことについては、「正直驚きでした」と語ります。

    「こじんまりと自分のつくりたいものをつくってきたので、ここまで作品が反響を呼んだのは、はじめてでした。国内だけではなく、イギリスやアメリカ、カナダなど、海外の人からも連絡が来ているんです」

    すでに20件以上の問い合わせがあり、受注も始めているといいます。販売は、ひとつ2万5千円から。問い合わせはTwitter(@monde55212068)のDMで受け付けているそうです。

    みなさんも、本棚に「異空間の東京」をつくってみてはいかがでしょうか?