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パリのデモで「メディアが印象操作」は誤情報 ネットで拡散、発端は中国SNSか

「いくらでも印象は作れる! 情報操作はできる!!という好例」などと拡散していた。

パリのデモをめぐって、メディアが「印象操作」をしていることを指摘するツイートが話題を呼んだ。

ただ、これは誤情報だ。それぞれ、撮影された場所も日付も違うからだ。

また、2枚目の写真は、12月8日に雑誌「Le Point」がTwitterに掲載したものだ。

Une trottinette brûle avenue de Friedland.

燃えるキックスケーターを撮影するジャーナリストたちが写っている。

この場所がフリドラン通りであることが、ツイートには明記されている。二つの写真は、違う時刻、場所のものだ。

そもそも、この「印象操作」の発端となったのは、中国のSNS「微博」(weibo)だったとみられている。

実際、Twitterで拡散している凱旋門の写真にはどれも、「weibo」のこのユーザー名の透かしが入っていることがわかる。