1月2日、沖縄・高江の米軍ヘリパッド建設に反対する人たちについて「日当をもらっている」「組織に雇用されている」などと報じたTOKYO-MXTVの番組「ニュース女子」。「歪曲」などと集まっていた批判に対し、1月16日、番組内で初めて見解を示した。
番組中では、反対運動への参加を呼びかける「東京で配られた」「5万円をあげると書いてある」というビラが紹介された。これに対して、配布していると名指しされた団体「のりこえねっと」は反発。
5万円は日当ではなく報道は「歪曲」で、「まったく取材を受けていない」などと、抗議声明を出していた。
また、井上氏は「トラブルに巻き込まれる可能性がある」「ここから先は危険」と説明して、反対運動の現場に言っていないが、そのリポートは高江から約40キロも離れた場所だった。
見解が示されたのは、1月16日夜に放送された番組。長谷川氏が「今回のニュース女子はいかがでしたか。それではまたお会いしましょう」とエンドロールで語った後、この画面とともに、文書を読み上げる約15秒のナレーションが入った。
BuzzFeed Newsは1月6日、同社に対し、取材が実際にされていたのか、根拠となる事実確認はどうしていたのかなど9点の質問を送付していた。しかし、それに対する回答は一切ないままだ。
同社は当初、「状況確認及びご回答の可否も含めて、結論が出ておりません事をお伝えいたします」としていた。
その後もBuzzFeed Newsは電話で確認を繰り返していたが状況は変わらず、1月16日午後9時55分(番組開始の5分前)に、以下のメールが来た。
「当社にて放送している番組『ニュース女子』に関してですが、1月16日の番組に続けて、当社メッセージを放送にてお知らせいたします。お問い合わせ頂きありがとうございました」
そうして流されたのが、前述の画面だった。