自衛隊基地を守った一頭の犬、隊員たちと涙の別れ

    名前はイズ号。享年12歳、人間にすれば89歳の大往生だ。

    2月1日、航空自衛隊松島基地に勤めていた一頭の犬が、亡くなった。

    イズ号は「警備犬」として、隊員とともに基地を守る任務にあたっていた。

    しかしその1ヶ月後、宮城県東松島市にある松島基地は東日本大震災による津波に飲まれ、甚大な被害を受けた。

    震災後は広報活動に従事するなど、「基地の復興に尽力」したイズ号。

    震災を生き延びた警備犬も、いつしかイズ号だけに。そんな最後の一頭が亡くなった。