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北朝鮮がミサイル発射。5年ぶり「Jアラート」発令、もしもの時にすべき3つの行動

Jアラートはそもそも、「日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海を通過する可能性がある場合に使用」するとされています。EEZへの落下が想定される場合は発令されません。代わりに、船舶、航空機に対して迅速に警報が発せられます。

10月4日午前7時29分ごろ、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射され、全国瞬時警報システム(Jアラート)を通じて「国民保護に関する情報」が出されました。

それによると、ミサイルは午前7時22分ごろ、北海道・青森方面に発射され、その後、太平洋に通過したものとみられています。ミサイルの破壊措置はありませんでした。

政府は「不審なものを見かけたときは近寄らずに、直ちに警察や消防、海上保安庁に連絡してください」と呼びかけています。

北朝鮮は9月末から今月にかけて、ミサイルを相次いで発射していました。今回で5回目です。ミサイルが日本の上空を通過し、「Jアラート」が発令されたのは2017年9月以来、5年ぶりでした。

Jアラートはそもそも、「日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海を通過する可能性がある場合に使用」するとされています。EEZへの落下が想定される場合は発令されません。代わりに、船舶、航空機に対して迅速に警報が発せられます。

北朝鮮のミサイルは、発射から10分以内に到達する可能性もあります。内閣官房「国民保護ポータルサイト」では、落下時の行動などを公表しています。

そのとき、私たちはどう行動すれば良いのか。BuzzFeed Newsでは改めて、避難方法などを3つのポイントにまとめました。

1. 頑丈な建物か地下街に逃げる

ミサイルが着弾したときの破片や爆風から身を守るため、できるかぎり頑丈な建物や、地下鉄の駅・地下街に避難しましょう。

もしも木造の家にいるときはすぐに避難するか、それができない場合は、窓のない部屋に行くようにしましょう。

どんな建物でも、爆風で割れたガラスで被害を受けないよう、できるかぎり窓から離れることが大切です。

2. 地面にふせて頭を守る

まわりに建物がない場合は、物陰に身を隠すか、地面にふせて頭を守るようにしましょう。

また、車に乗っている時は燃料に引火する恐れがあるため、どこかに止めて避難をするか、近くに避難場所がない場合は、地面にふせて頭を守りましょう。

高速道路など外に出られない場合は、安全な場所に停止し、車内で姿勢を低くしましょう。

3. 口と鼻をふさぐ

もしも近くにミサイルが落ちたとき。

化学物質などが使われている可能性があるため、屋外にいる時は、口と鼻をハンカチなどで覆って、すぐに密閉性の高い部屋や、風上に避難しましょう。

もし屋内にいる場合は、まず換気扇を止め、窓を閉めましょう。目張りをして、室内を密閉することが大切です。

その後は行政の指示を待ち、落ち着いて行動するようにしましょう。

国民保護ポータルサイトで公開されている「武力攻撃やテロなどから身を守るために」というパンフレットには、武力攻撃を受けたときのより詳細な対応方法がまとめられています。