弾道ミサイルを相次いで発射し、国際社会から非難を受けている北朝鮮。7月末にAFP通信の記者が撮影した写真がある。
ひとつだけ、大切なこと。北朝鮮で本当の市民生活を自由に取材することは、許されていない。
たとえばこれは、平壌のバス停。
約300万人が暮らす平壌。バスは市民にとって、大切な足だ。
チケットは5ウォン。日本円で10円以下と非常に安価だ。
バス停に座る市民たちの表情からは、その暮らしぶりが、垣間見える。
バスを待つ間、スマートフォンをいじる女性。
「最先端突破!世界に向けて」とスローガンが書かれたポスター。左のロケットには「朝鮮」と書かれている。
ラフな格好をした家族連れ。
片手に模造銃を持つ女性。
平壌市内で自転車に乗る男性。
地下鉄の駅に向かう人たち。
地下鉄のエスカレーターでスマホをいじる男性。
人々が住む、マンションのバルコニー。
万寿台。金日成主席と金正日総書記の銅像に敬意を払う男性たち。
談笑しながら道路を歩く大学生たち
笑顔を見せる女子大生。
凱旋門のうえから、記念写真を撮る人たち。奥に見えるのはテレビ塔。
凱旋門前の地下道、スナックを売る女性たち。
道行く人々。
レストランの外で食事をとる男性。
北朝鮮西部にある町、南浦。平壌の外港だ。
ビーチもある。外国人旅行客だけではなく、周辺都市の人たちも集う。
浜辺でくつろぐ人たち。
押し合い、笑顔を見せる女性たち。
カラオケマシーンの横に立つ少年。
「ハマグリのガソリン焼き」をつくる女性。
道路の補修をする作業員。
平壌南部の町、信川。大人たちに駆け寄る男の子。
傘を持ち、カメラを見つめる女の子たち。地方都市と平壌の格差は大きく、住民たちは貧困に喘いでいる。
青空市場でフルーツを売る女性たち。大規模な干ばつがあった北朝鮮では、冬に食糧不足が深刻化するおそれがある。
ポートレート。ツアーガイドで、朝鮮人民軍の指揮官でもある26歳の女性。平壌、「祖国解放戦争勝利記念館」前で。
平壌の「紋繍ウォーターパーク」で遊んでいる21歳の女性。
南浦のビーチで。泳者の女性、24歳。
南浦の鉄工所で働く38歳の男性。
信川のガソリンスタンドで働く18歳の女性。
こうした北朝鮮の写真たちは、ある一つの見え方にすぎない。「北朝鮮の現実は想像を絶していた」と語る脱北者もいるように、過酷な生活を強いられている人たちは、少なくない。
BuzzFeed Newsは北朝鮮情勢に関連し、「北朝鮮のミサイルらしきもの」デマ画像が拡散 そもそも肉眼で見えるのか?という記事を掲載しています。