AFP通信の記者が、2017年4月に開かれた外国人記者向けのツアーで撮影した写真がある。たとえばこれは、故・金日成主席の生誕105周年を祝うフラワーフェスタの様子。
会場に飾られた金正恩氏の写真の前で、記念撮影をする家族の姿。
スマートフォンでショーの様子を撮影する女性。写っているのは、朝鮮半島だ。
レジャーセンターで遊ぶ人たち。これもまた、ツアーで外国人記者に公開された場所だ。
ウォータースライダーで遊びながら、カメラに手を振る子ども。
センターの外には、ロケットと宇宙飛行士を模した写真スポットが。
店内のテレビには、軍事パレードに参加する金正恩氏の姿が映されている。
朝鮮中央動物園。虎の口を模した入り口がアイコンだ。
課外学習施設「学生少年宮殿」で電話をする男性。奥には「銀河3号」の模型が見える。
「凱旋門」で記念写真を撮る外国人観光客。ガイドの姿もある。
女性たち。後ろにあるのは、故・金日成主席を描いたモザイク画だ。
平壌空港。北朝鮮の航空会社、高麗航空の飛行機が見える。
冒頭にも記した通り、これらの写真は記者向けに組まれたツアーで撮影されたものだ。北朝鮮で本当の「日常」を自由に取材することは、許されていない。