そこにも人は生きている。北朝鮮の「日常」を写した23枚の写真

    外国人記者向けのツアーで、2017年4月に撮影された。

    AFP通信の記者が、2017年4月に開かれた外国人記者向けのツアーで撮影した写真がある。たとえばこれは、故・金日成主席の生誕105周年を祝うフラワーフェスタの様子。

    会場に飾られた金正恩氏の写真の前で、記念撮影をする家族の姿。

    スマートフォンでショーの様子を撮影する女性。写っているのは、朝鮮半島だ。

    会場に向かう市民たちと、それを監視する兵士。

    レジャーセンターで遊ぶ人たち。これもまた、ツアーで外国人記者に公開された場所だ。

    ウォータースライダーで遊びながら、カメラに手を振る子ども。

    センターの外には、ロケットと宇宙飛行士を模した写真スポットが。

    センターにある床屋で髪を切る男の子。

    店内のテレビには、軍事パレードに参加する金正恩氏の姿が映されている。

    朝鮮中央動物園。虎の口を模した入り口がアイコンだ。

    馬に乗ってポーズを取る子ども。

    園内で射的をする人たち。

    交差点に立つ、女性の交通隊員。

    平壌の街中を歩く家族。

    地下鉄駅で撮影された18歳の女子学生。

    ランニングをする子どもたち。

    美術制作会社「万寿台創作社」にあるサッカー場。

    バスケをする人。

    歩きスマホをする女性。

    課外学習施設「学生少年宮殿」で電話をする男性。奥には「銀河3号」の模型が見える。

    「凱旋門」で記念写真を撮る外国人観光客。ガイドの姿もある。

    女性たち。後ろにあるのは、故・金日成主席を描いたモザイク画だ。

    平壌空港。北朝鮮の航空会社、高麗航空の飛行機が見える。

    冒頭にも記した通り、これらの写真は記者向けに組まれたツアーで撮影されたものだ。北朝鮮で本当の「日常」を自由に取材することは、許されていない。