新潟の大規模火災は1976年以来の大火か ほぼ半日かかりようやく鎮圧

    新潟県糸魚川市大町の中華料理店付近から出火した火災は、約10時間半後にようやく鎮圧された。約140棟が炎症した大火となった。

    新潟の住宅密集地で12月22日午前、大規模な火災が発生した。

    現場はJR糸魚川駅近くの商店街。市の中心部で、近隣には住宅や店舗が密集しているエリアだ。

    ツイッターには、緊迫した現場の様子が次々とアップされた。

    火災は収まる気配がなかった。

    撮影された動画からは火の手の強さ、そして住宅がいかに密集している場所なのかが伝わってくる。

    煙の様子からは、現場の風がとても強い様子もわかる。人々は不安げに消火活動を見守っている。

    新潟県糸魚川市の中華料理店から出火し、強風で火が今も広がっています。糸魚川市は午後0時20分、付近の計273世帯586人に避難勧告を発令しました。詳しくは https://t.co/4qeuPbXYmd (動画提供:… https://t.co/5e6senR7kz

    NHKによると、陸上自衛隊は午後2時前、新潟県知事から災害派遣要請を受けた。また、県は糸魚川市に災害救助法の適用を決めた。

    現場から3分ほどの糸魚川市一の宮の専門学校1年の男性(19歳)は、BuzzFeed Newsの取材に「目も開けられないほどの熱風だった」と振り返った。

    現在は、風上にある自宅に避難している。

    午前11時ごろ、自宅で寝ていたところ、一緒に暮らす祖母から火事を伝えられた。

    「外は大騒ぎで、『早く逃げろ』と叫ぶ声も聞こえ、みんな走って逃げていました」

    強い風により吹き付ける煙を吸い込んで、苦しんでいる人もいた。

    「鎮火する気配はありません。まだまだ現場は騒がしいです」