緊急地震速報で「誤報」 南太平洋の大地震を誤検知か

    千葉県房総沖ではなく、フィジー沖の地震だった。

    8月19日午前9時29分、千葉県房総沖で最大震度4の地震が予測されるという「緊急地震速報」が流れた。

    【緊急地震速報 最終報 2018年8月19日】 9時29分頃、房総半島南方沖を震源とする地震がありました。震源の深さは約10km、地震の規模はM5.9程度、最大震度4程度と推定されています。詳しい情報が入り次第お伝えします。

    気象庁の発表によると、震源は千葉県房総沖。震源の深さは約10kmで、地震の規模はマグニチュード5.9、予測される最大震度は4とされていた。

    一部のアプリなどにも配信され、Twitterでもいくつかのbotが情報を配信していた。

    しかし、これは誤報だった。実際には揺れは起きていない。

    緊急地震速報は、すべてが自動で処理されている。

    最大震度5弱以上が予測される場合、震度4以上の地域の携帯電話に通知が配信されるが、それ以外でも速報は出されている。

    2018年1月には、茨城県沖と富山県西部でほぼ同時に起きた地震を関東地方や福島県での地震と誤検知し、「誤報」を配信したケースもあった。