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「差別的で古すぎる」朝日新聞、批判相次いだ「禁断のBL」ツイートを謝罪

「禁断の」や「のぞいてみたい」という言葉に、LGBTの当事者らから批判が相次いでいた。

朝日新聞社が「ボーイズラブ」の作品を集めたブックサイトを紹介する際に、「禁断の」という表現を用いていたことに批判が集まり、謝罪した。

もともとのツイートは朝日新聞社の公式Twitterに5月22日夕方に書き込まれたもの。「おしらせ」として、以下のように記されていた。

禁断の #ボーイズラブ(#BL)の世界…。のぞいてみたい、読んでみたいという人にオススメの1冊を紹介する「BLことはじめ」、ブックサイト「好書好日」で連載中です。今月は #令和 改元にちなんで「和」な世界観の作品を集めました。

この「禁断の」や「のぞいてみたい」という言葉に、LGBTの当事者らから批判が相次いだのだ。

「LGBT自治体議員連盟」の発足メンバーで、トランスジェンダーの上川あや世田谷区議は「差別的で古すぎる」とツイートした。

今さら「禁断の…」だって。しかも「のぞいてみたい」。感性、差別的で古すぎる。多くの記者の誠実な取材、執筆の努力が台無しだわ。 https://t.co/FWTyubT8On

朝日新聞のツイートには、「禁断はそぐわない」「何が禁断なの?」「いま、令和ですよ?」などとリプライも集まっている。

こうした批判を受け、朝日新聞社は23日午後、表現が不適切だったとしてTwitterで「おわび」した。

【おわび】このツイートの「禁断のボーイズラブ」などの表現は不適切でした。「禁断」は固く禁止するという意味で、ボーイズラブは決してそうではありません。皆さんのお気持ちを傷つけたことをおわびします。

ツイートでは、「禁断は固く禁止するという意味」だとし、「ボーイズラブは決してそうではありません」「お気持ちを傷つけたことをおわびします」としている。