ある日突然、息子を奪われたら。 実話を元にした映画が問いかける「憎悪の連鎖」

    ネオナチが起こしたテロ事件で、知人を亡くしたドイツ人監督。「女は二度決断する」に込めたメッセージとは。

    もしも、あなたの家族がテロで命を奪われたら。あなたは、犯人を恨みますか?

    欧州では特定の人種に対する「ヘイト」を理由にしたテロ事件も起きている。

    憎悪は、憎悪を呼ぶ。報復の連鎖をも、生み出してしまう。

    ファティ・アキン監督は、トルコ系ドイツ人だ。ネオナチによるテロで、知人を失った。

    自らの経験をベースにした作品では、「憎悪が憎悪をいかに生むのかをテーマにした」とファティ監督はいう。

    では、「憎悪が憎悪を生む連鎖」を止めるにはどうしたら良いのだろうか。