ギタリストの布袋寅泰さんが、コブクロ・小渕健太郎さんの国歌独唱についての意見を自身のSNSに投稿した。

小渕さんは9月15日に開催された「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」で、国歌「君が代」を独唱。ネット上では、一部で「放送事故」などと揶揄する声も広がっていた。
小渕さんは9月15日に開催された「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」で、国歌「君が代」を独唱。
その歌声のキーが高かったことから、ネット上では「放送事故」「笑った」などという声が一部で拡散。一部のメディアは「笑撃」と取り上げたほか、「絶対に笑ってはいけないMGC」というYouTube動画は160万回以上再生されている。
一方、「マラソンが大好き」という本人は歌唱後に「ちょっと思いが強すぎて、非常に緊張しすぎました。僕も限界に挑戦しようというところで思ってチャレンジしてみました。ひっくり返りましたけれど」と、コメントしている。
「確かに理想的な歌唱であったとは言えず、誰よりも本人が一番悔しい思いをしている」「歌いきった後の彼は、泣きたいくらい悔しかったはずだ」とその心境を記した。
そのうえで、歌う前に「深々とお辞儀」をしたことに原因があると指摘。
「発声の際大切な横隔膜と喉との間の呼吸バランスか崩れ、歌い出しからオクターブが狂い、瞬時に元に戻すことが不自然だと察し、そのままのキーで歌わざるを得ない状況であったと僕は推測する」
布袋さんは「擁護もしない。しかし否定もしない」として、ネット上で揶揄するような声が広がったことに、こう自らの思いを綴った。
「ただ、力ある素晴らしいシンガーの一度のミスを、寛大に受け入れようとしない風潮を、僕はとても寂しく思う」