こんな撮り方見たことない!ドローンで写した新婚旅行に世界が注目

    BBCでも取り上げられた。

    青空眩しいアフリカの草原、熱気球舞うカッパドキア、煌びやかなモスク……。

    新婚旅行中、ドローンを使って世界各地でセルフィーをしている夫婦がいる。

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    ツルミ(エチオピア)

    旅をしているのは、山口千貴さん(26)と真理子さん(34)だ。

    2013年に結婚した2人はお金を貯め、2015年7月から世界一周の新婚旅行に飛び出した。

    今年の6月中旬までに訪れた国は、ぜんぶで45カ国。いまはアメリカ・フロリダにおり、帰国までにあと3カ国をめぐる予定だ。

    「老後、会話がなくならないような思い出づくりをしたいね」

    そんな目標を持って、2人は旅を続けているという。

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    カッパドキア(トルコ)

    ドローンでセルフィーをしようと思ったのは、ほかの旅人との「差異化」を図るため。BuzzFeed Newsの取材に、千貴さんはこう説明する。

    「世界一周している人はいっぱいいる。その中で、誰もやっていないことをやりたいと思っていました」

    取り組みはBBCに取り上げられるなど、当人の予想以上に反響は大きい。

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    ドブロブニク(クロアチア)

    ただ、危険性を指摘する批判的な声も多く寄せられるという。

    「もちろん、安全面は最大限配慮しています。きちんと事前に調べ、法律などで禁止されているところではやりません」

    日本でも出国のすこし前、首相官邸にドローンが落下する事件が発生。法規制の必要性などが声高に叫ばれた。

    「どうしても、ドローンはネガティブなイメージを持たれているように感じます。でも、こういうポジティブな使い方もあるって、知ってもらいたいんです」

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    スルタンカブースグランドモスク(オマーン)

    撮影をしたのは、だいたい20カ国ほど。ヨーロッパは規制が厳しく、あまり撮れなかったそうだ。

    「やっぱり旅の面白さが増しますよね。違う視点から自分たちが立っているところを見て、『ああ、こうなっていたんだ』という発見もある」

    ちなみにいまのドローンは南アフリカで購入した3台目。1台目はノルウェーの雪山で「昇天していきました」。パリで買った2台目は、ナミビアの渓谷で「派手にクラッシュ」させた。

    そういえば、旅には大体いくらくらいかかるのだろう。聞けば、2人で約500万円ほどだという。

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    サパ(ベトナム)

    帰国したら、一本の動画にまとめて、それを「バズらせたいですね」と笑う。

    「まずは景色を楽しんでもらいたいですね。そして、これをきっかけに何かに踏み出せない人が踏み出してみたり、旅をしたりしてもらえれば」

    動画を通じ、「ポジティブなきっかけが広がってほしい」。2人はそう、願っている。

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    稲城亜丁自然保護区(中国四川省)